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自然の恵み・この星からいただいた体においしい一皿 緑に囲まれたカフェ『菜食 星祝(ほしいわい)』で野菜たっぷりランチを堪能 上郡町

Kiss

2023年11月にオープンした『菜食 星祝(ほしいわい)』で四季折々の野菜を使った素敵なランチがいただけると聞いて、さっそく取材に行ってきました。

播磨自動車道播磨新宮ICから南西方向へ車で約10分 県道28号線沿いにあります

豊かな緑に囲まれた同店は、のどかな周りの風景と調和して佇む静かなカフェ。

京都で10年ほどカフェで働いたのち、2年前に生まれ故郷の上郡の自然の中で農作業をしながらカフェを営む店主。同店のこだわりは、オーガニックな食材とゆったりとした時間の提供です。

以前は喫茶店として使われていた場所をリノベーション 

店内に入ると、外からは想像しない景色がひろがります。おしゃれで落ち着ける空間にある一脚ずつ違う椅子はイギリス製のアンティークだとか。

初夏には川に蛍が乱舞する豊かな景色 取材中にも鴨や鵜が見られました

全面ガラス張りの窓から見えるのは、鞍居川の豊かな自然の風景。山と川のパノラマが広がる景色の中、時折現れる動物たちに癒されながら時間を忘れる、なんとも贅沢なひとときが過ごせます。

「この星で育った食材を一皿にのせてお祝いする、星祝い」をイメージしたランチ

ゆったりした時間を過ごしてほしいからこそ、ランチは完全予約制の「一テーブル一組」というスタイルだそう。

「季節の菜食プレート」お茶セット1850円(税込)~ お茶とデザートセット2200円(税込)~

地元や自家栽培で採れた自然農や無農薬栽培の野菜を使用したランチのメニューは、四季や気候により細かく変化します。暑さで食欲が落ちる今の季節はスパイスを利かせたものが多め。

「人参と赤レンズ豆のポタージュ」濃厚な味わいにクミンのスパイスがアクセントになりクリーミーで美味

営業日は水曜日、木曜日、隔週の土曜日と月に10日ほどの同店。営業日以外は農作業や仕込みに費やしているそうで、こだわりの菜食(動物性素材を避け野菜類を主とした食事)メニューは一品ずつ丁寧に作られます。

糸島産のひじきはオーガニック商品を取り扱う京都のお店から仕入れている

思わずおいしさを噛みしめてしまう「酵素玄米」は農薬・化成不使用の朝日米を使用し、3~5日かけて熟成させます。コロッケの衣はおからと米粉をつかったグルテンフリー。料理方法も重ね煮や煮びたし、揚げ物や漬物に至るまで手間暇かけているからこそ、食べる側にも美味しさが伝わります。

一皿で自然の恵みの収穫に感謝できる、四季折々の菜食料理

料理に使われている食器も、店主とつながりのある作家さんが作ったカトラリーなどを使用。使いやすく手になじみます。

お茶とデザートセット「ズッキーニと豆乳のプリン」「野草茶」

デザートは旬のズッキーニを使ったプリンをチョイス。くさみやえぐみがない黄色ズッキーニの食感がそのまま残る甘さ控えめのプリンに、豆乳のクリームがなんともやさしい味わいです。

旬のものでメニューが変わり、固定ではないところが毎回楽しめる

セットのデザートとドリンクはメニューから好きなものを選べます(500円以上は+差額)。10分間じっくり蒸した「野草茶」も懐かしい味でデトックスによさそう。

お茶とデザートセット「びわとクコと山椒の豆花」ハンドドリップコーヒー「グァテマラ」

豆花もいただきました。ごろっとしたびわのコンポートと山椒のスパイスのシロップ。豆花は大豆のおいしさが引き立ってゆっくり味わいたくなるおいしさです。「グァテマラ」は、フルーティな酸味と深いコクがありスッキリした後味。

デザートは他にも米粉と野菜を使ったケーキや非加熱のローケーキなどがある

地元の人に支えられ、豊かな自然の恵みに日々感謝して作られる一皿。素晴らしい景色と共に心解される贅沢でゆっくりした時間を求めて訪れたくなるお店です。


場所
菜食 星祝
(赤穂郡上郡町野桑1411-1)

営業時間
11:00~16:00

定休日
日曜日~火曜日、金曜日、第1・第3土曜日
※営業日はインスタグラムでご確認ください

TEL
050-1809-1411

駐車場
あり

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