あんこ好きはぜひ行ってみて!工場の直売コーナーが超お得。180円の羊羹が100円!? 静岡市/小沼製餡【お安い名店保存会】
「あんの小沼」のこの看板、実は気になっている人が多いはず!
お得が大好きな「お安い名店保存会」会長 望月やすこです。本業はフリーカメラマン。
静岡には、美味しいものをちゃんと、しかもお安く売っている名店がいっぱい。取材中や道中に寄り道して見つけた、良い品が!安い!ところを紹介しちゃいます。
※価格は税込
あんこ工場の片隅にちょこっとある「直売コーナー」がお得
今回紹介したいお安いモノは「あんこ工場」の片隅にちょこっとある「直売コーナー」。決して大きなスペースではないけれど、工場直売だけあってお得感はかなりのもの。
しかも和菓子屋さんにも卸している本格的な“お店のお味”なんですよー。
「え?ほんとにここ?開けていいの?」な工場入り口
お得な直売コーナーがあるあんこ工場は、小沼製餡株式会社。製餡は「せいあん」と読むのですが、実は静岡市は製餡業発祥の地と言われていて、あんこ作りの技術には定評がある土地柄なんです。
そんな静岡市で営業するこちらの会社は、1928(昭和3)年から続く老舗のあんこ工場です。
工場があるのが静岡駅近くの南町。こんな街中に工場が?あったんだ!と思う上に、工場に着くと「え? 思いっきり工場だけどほんとにここ? 開けていいの?」ってなる場所。
でも安心してください!
最近、入り口付近に「工場直売」ののぼり旗が登場しました。あとは、のぼり横の入り口にある「インターフォン」をピンポンすればOK。スタッフさんが出てきてくれます。
お味は高級、価格は庶民! A級品もお安いけどB級品はもーっとお得
お楽しみの「直売コーナー」は扉のすぐ近く。ね! 思った以上にこぢんまりしたスペースでしょ。でもホントにお安いの。
私のおすすめは1パック(200g)300円の「黒花濡れ甘納豆」。あんこ職人さんが選りすぐりの花豆を3日間丁寧に糖蜜漬けにした甘納豆で、何しろ上品なお味!甘納豆の中でも「花豆」って、ひと粒が大きくて結構お値段が張るお豆。小さな器に数粒ずつ盛りつけて、ゆっくり味わっていただくような高級感あふれちゃうやつです。
それが袋にめいっぱい入って300円。味は高級、価格は庶民!しかもしかも、実はこれ、A級品の値段。これ以上に庶民価格の1パック(200g)250円のB級品が並ぶこともあるんです!
B級品と言っても味はもちろん同じですよ。粒がちょっと小さめだったり煮崩れしてたりするだけ。家で食べるならこれで十二分。美味しいし!お安いし!で、ついついたくさん食べちゃいますがこれもお安く買えるからこそ。
あとねぇ、子どもたちのお弁当にも入れてます。甘いものが入るとうれしいし、黒いものが入るとお弁当がちょっと凝った感じでそれっぽくなる(笑)。いい仕事してくれるお豆さんなんです。
1本180円のひとくち羊羹が100円計算!?
ほかには、55gのひとくち羊羹「本煉り 静岡緑茶ようかん」1本180円もお得。直売コーナーのこの価格はすでにお店で買うよりお安いのですが、その横に売っている「箱なし」タイプの袋ものは、なんと6本入りで600円。
割り算すると1本100円。180円が100円になっているって、これ、めちゃくちゃ安くないですか?こちらも、もっちろんお味に変わりはありません。あんこ類ってグルテンフリーだからアレルギーのある方にも安心してあげられるのがいいですよねー。
他にも、「こしあん550円(500g)」、「つぶあん460円(500g)」なども販売しています。お正月の栗きんとん作りにぴったりの「しろあん」やスパウトタイプのあんこもありますよ。
というわけで今回は、あんこ工場の直売コーナーをご紹介しました。あ! 12:00〜13:00はチャイムをピンポンしないでね。工場スタッフさんの休憩時間です〜。
最後にもう1つおまけ情報!
静岡市民に大人気のコーヒーショップ「hug coffee」が出している「モーニングメニュー」のベーグルにも、こちらのこしあんが使われています。hug coffee南町店だけの限定メニューですが、味わってみたい人はぜひ行ってみてくださいね。
<DATA>
■小沼製餡株式会社
住所:静岡市駿河区南町4-26
電話:054-282-3076
営業:直売所9:00〜12:00、13:00〜15:00
定休日:土日、祝日
駐車場:工場前