4倍サイズのエキサイティングバーガー!「ユニオンスカラ」食品だけに絞った新業態でワクワクする買い物体験を
──今回はブルームーンパートナーズの伊波貢さんとお伝えします。
伊波さん 「今回のテーマは『新業態でさらなる事業拡大をめざす』です」 ブルームーンパートナーズとは? ビジネス・コンサルティングを中心に、調査、人材育成、事業開発、販売、ブランド・マネジメントを総合的にサポートする民間の企業支援組織です。 各分野のプロフェッショナルが集結し、沖縄に画期的なソリューションをもたらします。 ※公式HPより引用
地域に親しまれている企業が新たな営業形態を展開することで、さらなる事業の拡大につなげようとする動きがあります。どんな戦略があるのか?そんな企業を取材しました。
ユニオンの新しい店舗でスカラ!
フレッシュプラザユニオンを運営する野嵩商会も、新たな業態の店舗を2025年1月にオープンさせました。
その名も、ユニオン『スカラ』
ユニオンスカラおろく店 平良和也 店長 「『ユニオンですから』というワードが特に沖縄県民にはすごく認識されているところかなとは思っているので、その『ですから』から『スカラ』という名前をつけました」
ところで… 一体あなたは誰ですか~?
Q.きょうはなんでこんな格好をしているんですか ユニオンスカラおろく店 平良和也 国王(店長) 「スカラは5つの州から連なる王国になっているので、その王国の国王として私が王冠を被らせていただいています」
日用雑貨も扱う従来のユニオンとは異なり、「スカラ」は青果や精肉、鮮魚など“食品”に特化。 OKAZUYA州や、SAKANAYA州・NIKUYA州などのテーマに分かれた5つの州を巡って「海外に行ったようなワクワクする買い物体験をしてほしい」というコンセプトがあります。
その州をまとめるのが国王!のはずですが大きな権限はないようで…
ユニオンスカラおろく店 平良和也 国王(店長) 「なぜか僕の言うことを聞かずに各部門、各州がですねゲリラ(割引)合戦をし始めるという、僕がもうエキサイティングしていて、本来なら僕が買い物したいと思ってしまうようなものを各州がやってくれるので、お客様に喜んでもらえているのかなと思います」
店舗が住宅街にあることから、深夜の需要が少ないと見越して12時間営業なのも特徴です。 また、支払い方法を現金のみにすることで価格に還元し、従来のユニオンとの差別化を図っています。
さらに!ここでしか買えない商品も充実しています。 こちらは東京肉市場から仕入れている『ですから和牛』。
ユニオンスカラおろく店 平良和也 国王(店長) 「牛肉好きのバイヤーが選んだ、4等級以上の和牛です。脂っこすぎず、でもジューシーというところが特徴ですね」
通常のハンバーガー4個分以上はあるエキサイティングバーガーは、午前中に完売することもある話題の商品です。
Q.これはちょっとやりすぎじゃないですか ユニオンスカラおろく店 平良和也 国王(店長) 「僕の指示は誰も聞かないので…。やりたいようにやっていただいた結果がこうなったというところです」
人気店、「ナポリの窯」の生地を使用したピザも人気商品のひとつ。 試食にも力を入れ、買い物を楽しんでもらうための工夫が散りばめられています。 初来店の男性 「びっくりしました、こんなに大きくて種類も豊富でびっくりしました。お肉とお惣菜と。これからもまだちょっと見ようと思います」 Q.どうしてみんなで来ましたか 4回目の来店の家族 「量が多くて安いから。ピザは毎回買って帰っています。宝さがしみたいで楽しいなと思います」
野嵩商会は2025年2月時点で、ユニオンとスカラをあわせて21店舗を運営。 今後は2033年までに50店舗以上の運営を目標に、地域の需要に応える企業を目指していきます。
ユニオンスカラおろく店 平良和也 国王(店長) 「わが社の『つながるハッピー ユニオンですから。』のもと、地域の皆様に愛されるようなスーパーマーケットを展開していけたらと思っております」
今日の一言
──さて伊波さん、今回のテーマから見えてきたことはなんでしょうか。 伊波さん 『サイズダウンで新ビジネス創造』です。
スカラは食品だけに絞って時間も12時間営業に短縮しています。 サイズダウンや絞り込みは経営戦略の基本セオリー。 どの産業でも自社の常識を一旦覆して、新たな需要開拓を目指すのが良いのかもしれません。