地域の防犯意識高める 津久井でつどい 「詐欺に注意を」
第17回津久井地域防犯のつどい「みんなでつくろう犯罪のない安全・安心のまち」が11月30日、津久井中央公民館で行われた。地域住民ら約300人が集まり、防犯への意識を高めた。
式典では津久井防犯協会の山下利麿会長があいさつ。「特殊詐欺が発生しており、犯罪のない安全安心のまちづくりのために、各団体の皆さんが『私たちは詐欺にはだまされません』のスローガンのもとで、地域の見守り活動や啓発活動に取り組み犯罪抑止に努めている。皆さんにもご理解いただき、ご支援ご協力をお願いします」と呼び掛けた。
さらに、津久井警察署の山川満署長は、管内での刑法犯、特殊詐欺の認知件数は減少傾向にあると示した上で、「SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺の発生もあるので、注意してほしい。報道などでは、闇バイトに応募した犯人による強盗事件が各地で多発していることから、住民の方の不安払拭のためにも地域パトロールを強化し、検挙や組織の実態解明に全力を尽くしている」と話した。その後、防犯功労者の表彰なども行われた。
地震峠の企画も
式典後のアトラクションでは、神奈川県警察音楽隊によるミニコンサートが行われた。さらに、関東大震災の土砂災害で甚大な被害を及ぼした鳥屋の地震峠に関するステージ発表が企画され、津久井高校漫画研究部卒業生による「百年の時を超えて繋がる命」の朗読劇、シンガーソングライターの芳晴さんと鳥屋学園の学園生による「地震峠と十六の瞳」の合唱=写真下=などが披露された。