初の全国大会へ「ボールつなぎ1勝を」 名張青峰高女子ホッケー部
三重県立名張青峰高校(名張市百合が丘東6)の女子ホッケー部(節句田悟監督)が、12月21日から岐阜県で開かれる全国高校選抜ホッケー大会への出場を決めた。創部6年目にして初の快挙に、部員たちの練習の士気も高まっている。
10月下旬に岐阜県であった東海選抜大会で、これまで勝ったことのない向陽(愛知県)に3‐0で初勝利した。準決勝は強豪の岐阜総合学園に0‐13で大敗したが、3位決定戦で東農実業・可児工業の合同チームに勝利し、全国切符を手にした。
3位決定戦では0‐0で決着がつかず、攻撃選手とゴールキーパーが1対1で対戦するシュートアウトにもつれこんだ。「シュートアウトは日々めちゃくちゃ練習した」というキャプテンの奥井ひよりさん(16)がゴールを決め、キーパーがリードを守り切った。勝利の瞬間、部員全員と監督でうれしさのあまり大泣きしたという。
1、2年生23人が所属する同部は先輩後輩の垣根を超え、のびのびプレーしている。11人で1チーム構成のホッケーで「全員が守備をしっかりするのと、チームワークの良さが特徴」と声をそろえる部員たち。
奥井さんは「チーム全体で1つのボールをつなぎ、ゴールまで持って行き、シュートが決まった時は最高。まずは1勝したい」と力強く語った。
部の活動はインスタグラム(@seihou_hockey)でも発信している。