大阪南港メバリング釣行でメバルは不発もチヌと50cmシーバスをキャッチ【フェリーターミナル】
3月後半になってじわじわと海水温が上がり始めた。昨年、春のメバルを釣り始めが3月末だったと記憶していたので、今年もそろそろ出かけたいと考えていた。残念ながら同行者の日程が合わなかったので、今回は単独でフェリーターミナルという大阪南港の近場に出かけた。3尾だがいい釣りができた。
大阪南港でメバリング釣行
釣行した3月28日は大潮周りで、18時半頃に上げきりが来るという理想的な状況である。風も何もなく、少々肌寒い中ではあったが天候には恵まれ、フェリーターミナルに降り立ったときにはまず好ましい雰囲気といえた。
ただ一つ不安要素がある。フェリーターミナルは汽水域にあたり、若干メバルが出にくいのだ。シーサイドコスモにしてもよかったのだが、あそこは今年当たっていないという情報を聞いて、こちらに来た。
タックルはメバリングタックルそのもの。7.1ftのロッドと2000番リールにPEライン0.1号と0.3号のスプールを使い分けていく。ジグ単スタートで、マヅメは足元の深いところから探っていくことにした。
メバル狙いもチヌが釣れる
狙いはメバル一つ、なのだが、まあ何が釣れてもいいかなとは思う。そういえば昨冬はここでアコウが釣れたりもしたし、また何かビックリゲストがきてもおかしくない。ボトムを探っていると、つんつんと何かが触る気配があるがノラない。おそらく小さなカサゴだろう。無視して探っていく。
すると、ラインと水面が触れているところに、何かがバシャッと音を立てて反応してきた。これ、もしかしたらメバルじゃないだろうか?まだ沈んでいるものと思っていたが、もしかしてもう浮上しているのかな。ジグヘッドを0.6gまで軽くすると、食ってきたのはチヌだった。
やはり大阪南港ではどんな釣りをするときもタモがいる。この日も忘れず持ってきてよかった。
さらにチヌ追加
フェリーターミナルの1本堤防には外向きと内向きがある。外向きのほうが基本的に魚がついているのだが、この日反応したのはすべて内向きだった。
足元に軽量ヘッドをじわじわ沈めて、すーっとレンジキープするとバクッと突如食ってくる。追釣したチヌも回収直前のバイトで、本当にトップガイドに魚の口が触れたのではないかと思うほどだった。
ここまでPEライン0.1号でやっている。この日はもしかすると、これ以上メバルを追い求めるとどこかで魚にイトを切られるかもしれないという予感がして、PE0.3号のスプールにチェンジした。リーダーも6lbを80cmほどと長くとる。
ジグ単からプラグにチェンジ。最近買ったばかりのルアーで、こいつにどうしても魚をつけたい。おりしもいい感じに内向きの漁港内でシーバスがバシャバシャやっている。実は。このチヌの前にもそれっぽいアタリを逃していた。さあ、捉えられるだろうか?
最後に50cmセイゴを手中
気分はほとんどメバルを捨ててミドルゲームないしLTシーバスだ。バチ抜けが確認できないのでマイクロベイトでもやっているのだろう。ルアー的にはマッチ・ザ・ベイトのはずだ。内向き外向きにキャストを繰り返して足元まで丁寧に引いてくる。
なかなか反応が来ない。そこで基本に戻って、足元際のトレースに戻すと、一発回答がきた。50cmほどのセイゴ。きれいな魚体だ。がっつりカンヌキフッキングしている。抜き上げはできるかどうかギリギリだったが、まあもうチヌでタモを汚しているところだし、面倒くさがらずにタモですくってやった。
メバルこそ出なかったが、3月末の釣り始め。早春のスタートとしては、上々の滑り出しといえるだろう。最後には狙いでシーバスも釣れたことだし、うまいこといったという成功の喜びも大きい。
実は次の日にメバルがきちっと出たので、トータル、3月末は素晴らしい釣りができた。この日の海水温は12.7℃と決して高くなかったのだが、この1か月足らずで約3℃以上上がっているのだからすごい。
<井上海生/TSURINEWSライター>