富山のあったか鍋グルメ【ごぼ鍋】酒粕で育てたやわらか最高級A5ランク和牛をシャキシャキごぼうと味噌だしで
お取り寄せしてでも食べたい富山グルメといえば、冬は“富山湾の王様”寒ブリやベニズワイガニ、春はシロエビ、ホタルイカなど、海の幸が有名です。
でも、そんな海の幸にも負けないぐらい、肉もおいしいこと、知っていますか?
清らかな水に恵まれ、中山間地も多い富山では、くさみが少ない上質な肉が育てられるとして、地域ブランドの牛や豚も複数存在します。
なかでも、富山県産の黒毛和牛のうち、最高級とされるA5ランクは全体の80%以上。飼育数自体が少ないために目立ちませんが、割合で見れば全国平均の60%台を大きく上回り、全国トップクラスの肉質のよさです。
そんな「とやま和牛」をもっと知ってもらおうと、寒い冬にぴったりの鍋グルメが誕生しました。やわらかな和牛と、滋味あふれるごぼうが相性抜群の「とやま和牛 ごぼ鍋」です。
精肉店が提案する新しい富山名物「とやま和牛ごぼ鍋」
こちらがその「とやま和牛ごぼ鍋」。
最高級A5ランクの「とやま和牛」が360g。およそ4人前の肉と、味噌ベースのスープ、ごぼうや油揚げ、ねぎ、にんじんといった鍋野菜がセットになった商品です。
富山県高岡市で精肉業を営むカトーミートが、「富山和牛のおいしさを全国の人に知ってほしい」という想いで開発しました。
甘みある脂とやわらかな肉質「とやま和牛酒粕育ち」
使用している肉は、県内で飼育される肉牛の中でも特別な育てられ方をする「とやま和牛酒粕育ち」。
コメ作りや日本酒の醸造がさかんな県の特性を活かして、県産の酒粕を飼料として3か月以上与えて育てた和牛です。
発酵食品である酒粕を食べることで牛の胃が活性化し、健康に育つため、肉質がよくなるのだそう。脂は甘く、肉質はやわらかくジューシーです。
また、地酒を製造する過程で出る酒粕を有効活用するため、SDGsにもつながる取り組みとしても注目されています。
肉のスライスにもこだわりが
そんな肉のおいしさを最大限に引き出すため、肉のスライスにもこだわりが。
1枚1枚の肉は大きくカットされていますが、横からみるとこの薄さ。
薄くスライスすることで、食べたときによりやわらかく感じることができ、ダシにも絡みやすくなるのだそう。
牛肉と相性抜群 シャキシャキ「ごぼう」
鍋に入れる野菜といえば白菜やネギが定番ですが、こちらの「ごぼ鍋」で主役となるのはその名前の通り、ごぼう。
独特の香ばしさ、土の風味、そしてシャキシャキとした食感で、栄養も豊富。メインの牛肉との相性も抜群です。
ごぼうも千切りや乱切りではなく、鍋専用に薄くスライスしているのが特徴。
肉の風味と食感を引き立てるように工夫されていて、鍋で煮込むと、やわらかな肉とシャキシャキ感が残るごぼうが自然と絡み合います。
このスライスによって肉の甘味とごぼうの香ばしさが一緒に口の中へ。
食感もおもしろく、味は一層おいしく感じられます。
鍋の味の決め手は 酒粕入りの味噌
鍋の味の決め手となるのが味噌。
こちらも富山県内から、小矢部市にある杉野味噌醤油の「越中みそ」を使用しています。
「とやま和牛酒粕育ち」にヒントを得て、味噌だしにはたっぷりと酒粕を使用。
風味がよく、体の奥にジワ~っと沁み入るようなコク深い味わいに仕上がっています。
もちろん、肉やごぼうとの相性もよく、具材の旨味が溶け出したスープは残さず最後の1滴まで味わいたくなるおいしさです。シメには雑炊やうどんなども合いそうです。
「とやま和牛ごぼ鍋」の販売
「とやま和牛ごぼ鍋」は、1セット2~3人前で7560円。(税込・送料別)
カトーミートの店頭とオンラインショップ、杉野醤油味噌店の店頭と公式サイトで購入できます。
富山のおいしい名物がつまった「ごぼ鍋」。これからの冬の鍋グルメ、新しい選択肢のひとつにいかがですか。
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2025年10月17日放送
記事編集:nan-nan編集部
【カトーミート】
住所 富山県高岡市四屋799-1
営業時間 7:00~16:00
定休日 日曜、水曜
祝日は午後休業