<清水エスパルス鹿児島キャンプ>秋葉監督、韓国1部済州SKFCとの練習試合で手応え「タフな相手を上回った」
清水エスパルスは韓国1部済州SKFCと練習試合(45分3本)を行い、4−3で逆転勝ちしました。昨季同様に4バックと3バックを使い分けながら試しました。
FWに離脱者が多い影響で、MFの選手が最前線に並ぶ「0トップ」のような布陣になる時間帯もありました。秋葉忠宏監督は「タフな相手を上回るという気概を見せてくれた。狙いとしていることが出た」と評価しました。
宇野、乾、中原、アフメドフの4発
1本目の10分、左サイドにロングボールを展開され、対応しきれずに先制を許しました。追いついたのは38分。左サイドバックの山原怜音選手が高い位置でボールを収め、中央のMF小塚和季選手に横パス。ボランチの宇野禅斗選手がペナルティーエリアに走り込み、小塚選手からパスを受けて右足で決めました。
2本目の半分を終えたところでほぼ全選手が交代しました。38分に前線からのプレスが効いてボールを奪うと、MF中原輝選手から追い越すように右サイドに走り込んだMF宮本航汰選手にパス。宮本選手のクロスをゴール前でMF乾貴士選手が頭で合わせて勝ち越しました。しかし、43分、45分と連続失点して2本目を終えました。
3本目も前線からプレスをかける意識を徹底しました。15分にボランチの弓場将輝選手が相手ゴール前でボールを奪い、FWアフメド・アフメドフ選手を経由して最後は中原選手が同点ゴール。29分には乾選手のスルーパスに抜け出したアフメドフ選手がGKをかわしてゴールに流し込みました。
秋葉忠宏監督コメント
「ゲーム中に選手がピッチ内でハーフタイムを待たずに修正できたことが大きな収穫。J1で勝つには必須の力。最初の10分間、DFラインの背後の対応が課題として出た。ただ、疲れている中でよくやった」
宇野禅斗選手コメント
「失点した後に崩れて失点を重ねなかったのはよかった。J1では複数失点してしまうと厳しい。途中からは中盤から押し出して前線から守備できた。得点シーンは小塚選手からいい形でボールを受けられた。新加入選手とも息が合ってきている感覚がある」
中原輝選手コメント
「まずはチームとして勝ちきることを意識した。いい奪い方ができ、フリーで受けてゴールを決められて良かった。そのほかにもチャンスメークでき、攻撃面でいい感覚を出せた」