甲子園出場から米国の大学へ MLBドラフト目指した異色の打者 くふうハヤテに加入
■カリフォルニア大学アーバイン校 大山盛一郎内野手が加入
プロ野球ウエスタン・リーグに参加し、静岡市に本拠地を置くくふうハヤテベンチャーズ静岡は8月7日、新戦力の加入を発表した。米国の大学から昨秋はMLBのドラフト指名を待っていた異色の打者で、沖縄・興南高校時代は甲子園に出場している。
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くふうハヤテが発表した新加入選手は、右投げ左打ちの大山盛一郎(おおやま・じょういちろう)内野手。現在23歳で、興南高校卒業後に米国のマーセッドカレッジ、カリフォルニア大学アーバイン校へ進んだ。身長170センチ、体重75キロと小柄ではあるが、打撃は確実性の高さに加えて長打力もある。米国のリーグ戦では攻守で存在感を見せている。
大山内野手は2018年、夏の甲子園に出場している。ただ、怪我の影響で出場機会はなかった。1学年下のチームメートには、現在オリックスで活躍する宮城大弥投手がいる。
大山内野手は高校卒業後、米国に渡ってプロへの道を模索した。昨年10月には自身の公式Xで「今回は残念でしたが、今年本気で頑張って来年のMLBドラフトで指名されます!!応援よろしくお願いします」とつづっている。
くふうハヤテは2軍だけの球団のため、1軍でプレーするにはプロ野球のドラフト会議で指名を受ける必要がある。チームはウエスタン・リーグ最下位に低迷しているが、結果を残せばNPB12球団に入団するチャンスも見えてくる。
(SHIZUOKA Life編集部)