「アガサ・オール・アロング」リオの妖しい魅力 ─ アガサとのナゾの関係、さらなる展開を予告
「ワンダヴィジョン」のスピンオフドラマの魅力の1つといえば、個性的かつ多様なキャラクターたちだ。中でもオーブリー・プラザ演じる魔女のリオ・ヴィダルは人気が高く、SNS上でファンから「登場するたびに視線を奪われる」といった声が上がるほどだ。そんな妖しい魅力を放つリオとは、一体どんなキャラクターなのか?
この記事には、「アガサ・オール・アロング」のネタバレが含まれています。
(c) 2024 Marvel
“緑の魔女”ことリオ・ヴィダルは、アガサの宿敵の魔女だ。第1話『道を探せよ』では、アガサをワンダの呪縛から解こうとする様子を見せるも、その後目を覚ました彼女をナイフで襲い、殺意を見せつけた。しかしお互いに殺しは禁じられていること、アガサが自分の力を取り戻すまで戦いを待つよう交渉したことから、リオは一旦姿を消す。
第4話『届けこの歌 遥かなるあなたに』ではリオが再登場し、かつてアガサと恋愛関係にあったことが示唆された。終盤ではアガサが2人の恋を再燃させようとする一方、リオは彼女からのキスを拒むような場面も。こうした“匂わせ”にファンは盛り上がり、ネット上では2人の名前を合わせた「アガサリオ」という愛称まで誕生した。
ショーランナーのジャック・シェーファーは、アガサとリオには「明らかに強いケミストリーと熱がある」と認めており、このシーンは「まさにそれを指し示している」と米で語っている。とはいえ、リオは同シーンでただキスを拒むだけでなく、アガサを慕う少年(ジョー・ロック)は「あなたの息子ではない」という残酷な事実を伝え、彼女を傷つけてしまう。
その真偽に関しては、「まだ展開されていない部分が多すぎるので語るのは難しい」と濁したシェーファー。その上で、リオがアガサを傷つけた理由に関しては「リオのアガサに対する興味には、多くの深みがある」とだけコメントし、2人の複雑な関係をこう説明している。「第1話の最後、2人が本来の姿で戦うシーンは、すべてが楽しくて、遊び心に満ちていました。お互いに髪の毛を引っ張ったり、引っ掻いたり、ナイフを使ったり、セクシーな雰囲気も醸し出しています。しかし、そこには真の痛みと真の憧れが存在しているのです」。
© 2024 MARVEL.
本音が読めない、掴みどころのなさも魅力なリオ。脚本家たちも当初から「リオが特別な存在になることを認識していた」という。その上で、第2話・第3話に登場しなかったのは、アガサとの関係を「どれだけ燃え上がるかを慎重に調整していたから」とのこと。「ロマンチック・コメディではないので、2人が常に一緒にいることはないと分かっていました。キュートないがみ合いを経て2人がベッドインする、みたいな話ではありませんから。リオが常に登場するわけではないことは理解していたんです」。
9月19日より配信がスタートした「アガサ・オール・アロング」の物語は、ついに折り返し地点に差し掛かった。残り5話でも、リオの一挙手一投足に翻弄されてしまうのだろうか……?
「アガサ・オール・アロング」はで配信中。
Source: