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仲間で教え合い活動 伊賀市阿保の伊勢型紙サークル

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サークルのメンバー

 みんなに会えるのが一番の楽しみ―。三重県伊賀市阿保の青山複合施設「アオーネ」で活動する伊勢型紙サークルは、毎月第2水曜の午後1時30分から同4時まで、50代から80代の陽気なメンバー5人が制作を楽しんでいる。

 伊勢型紙は、本来は着物の図柄に色を付けるために使われる型紙で、和紙を柿渋で貼り合わせた渋紙を刃物で切り抜いて作る。専門店で選んだり、好きな模様をコピーしたりして用意した原画に合わせ、専用のカッターの刃をこまめに変えながら切っていく。切った後にのり付けする色紙は大小さまざまで、大きな作品は一つ完成させるまでに数か月を要する一方、小さな作品は1時間ほどで仕上げるという。

 同サークルは1994年4月に発足。鈴鹿市から講師を3年間招いて基礎を教えてもらい、紙の切り方や道具の扱い方などを一から学んだ。講師を呼ばなくなってからも互いに教え合って活動を継続し、多い時は20人近くのメンバーが所属していたといい、仲間同士で情報交換をしたり、刺激し合ったりする場となっている。

16日からの展覧会に出展

 11月16から18日の午前9時から午後5時(最終日は正午)まで、同市阿保の青山ホールで開かれる美術文化展覧会(入場無料)では1人3、4点の作品を展示。メンバーは「年に1度の発表会。仲間へのリスペクトを忘れず、集中して気に入ったものを出したい」と話した。

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