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中区香炉庵 「県銘菓」で最優秀賞 横浜らしさを和菓子に

タウンニュース

見た目も可愛い「船もなか」(1箱4袋入1250円)

「第31回神奈川県菓子コンクール」がこのほど実施され、中区元町の(株)香炉庵が出品した「船もなか(こしあん)」が観光みやげ品の部で最優秀賞に輝いた。この受賞により「神奈川県銘菓」に指定された。

港町ヨコハマをイメージした「船もなか」は、同店オリジナルの型で作った船の形が特徴で、中には甘さ控えめのこしあんと柔らかい求肥もちが入っている。

「横浜らしい遊び心のある和菓子を」との思いで、齋藤知也社長のアイデアを基に開発。コロナ禍の2020年から販売開始した商品だという。

復活のシンボルに

もなかの形やパッケージに描かれている船のモチーフは、横浜港に入港しているクルーズ船「にっぽん丸」。以前から商品化の構想があった中、あえて土産品が売れないコロナ禍での販売に踏み切った。販促を担当した副社長の齋藤雅也さんは、「いつ終息するか分からないからこそ、この商品を観光地である横浜の復活のシンボルにしたかった」と当時を振り返る。閑散としている土産店で販路を拡大し、5類に移行した初めての年末年始で、横浜らしい帰省土産として人気に火が付いた。店舗限定で季節限定味も販売する。

一口サイズのもなかを2個入りにしたのは、同店がこだわる可愛さと食べやすさ、そして「親子や夫婦、友だちと分けて食べてもらえたら」という思いから。皿の上で船が立つ「見映えの良さ」もポイントで、「和菓子に馴染みのない子どもや若い世代の人たちにも楽しんで手に取ってほしい」と工夫したという。

石ちゃんも「まいうー」

同コンクールは、同実行委員会(杉山和史会長/神奈川県銘菓共励会会長)が2年に1度開催。今回は34品の応募があり、一般名菓の部と観光みやげ品の部で全7商品が入賞。中区からは龍門商事(株)重慶飯店の「湘南ゴールド小粒月餅」も技術賞に入賞している。

3月26日に神奈川県庁で行われた表彰式には受賞者をはじめ、黒岩祐治神奈川県知事、「かながわ観光親善大使」の石塚英彦さんらが出席。黒岩知事と石塚さんによる受賞作品の試食も行われた。船もなかを一目見た石塚さんは「可愛い。1袋に2つ入っているのがいいですね」と笑顔に。「豪華客船入港します」とレポートし、おなじみの「まいうー」で会場を盛り上げた。

齋藤副社長は受賞について「大きな賞を頂いたのは初めてなので本当にうれしい」とコメント。「外国人観光客にも日本のもなかを知ってもらいたい。横浜から広められたら」と意欲を見せた。

表彰式で菓子コンクールの受賞者ら
左から黒岩知事、齋藤社長、石塚さん

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