【市川市】再チャレンジを支えたい。きょうだいや友のように寄り添う「市川BBSの会」
非行など生きづらさを抱える少年少女たちの「兄」や「姉」のような存在として、共に楽しみながらボランティア活動を。市川BBSの活動を取材しました。
生きづらさを抱えた少年少女たちと共に
BBSとは「BigBrothers and Sisters」の略称で、非行など生きづらさを抱える少年少女たちの「兄」や「姉」のような存在として、共に悩み、学び、楽しむボランティア活動のこと。
70年以上の歴史があり、全国に約500の組織があります。
その一つである市川BBSの会は1970年に設立。
現在、学生から社会人まで25人の会員が活動しています。
BBS会員が行う「ともだち活動」は、保護観察所や教育委員会などからの依頼を受け、少年少女たちと触れ合うことで自分らしく前向きに生きていくことを手助けします。
同会会長・清澤拓治さんの印象深い出来事として「担当の中学生の家を訪れた時、彼がふと『お兄ちゃん、泊まっていってよ』と言ってくれたこと。また、何年も前に担当を離れた少年から結婚の報告が来たこともありました」と話します。
「環境によって変わってしまうだけで、根っから悪い子なんていないと考えるきっかけになりました」
みんなで楽しむボッチャ交流会
少年少女たちとBBS会員がスポーツなどを行う「グループワーク」も活動の一つ。
5月中旬、同会主催の「ボッチャ交流会」が妙典で開催され、地元住民・高齢者・障害者なども一緒に盛り上がりました。
「更生保護と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、興味があればぜひ声を掛けてほしい。一人一人、何ができるかを一緒に考えていければ」と清澤さんは呼び掛けます。
市川BBSの会
公式X(旧Twitter)/https://x.com/ichikawa_bbs