小田急「下北沢駅」窓口に京セラ開発の字幕表示システム 本格運用開始
京セラドキュメントソリューションズジャパンと小田急電鉄は22日、東京都世田谷区の小田急小田原線 下北沢駅東口改札の駅窓口に京セラが開発した字幕表示システム「Cotopat」を設置し、本日から本格運用を開始すると発表しました。
「Cotopat」は音声をリアルタイムで認識し、双方の発話内容をそれぞれの言語でスクリーンに表示するシステム。英語、中国語、韓国語など7種類の言語に翻訳することができ、訪日客と駅係員のスムーズな会話を実現します。
スクリーンには翻訳だけでなく、事前に登録した駅構内マップや動画なども会話に応じて図解表示することができ、スピーディーでより分かりやすい対応が可能になります。
また、あわせて表示される二次元コードをスマートフォンなどで読み取ってもらうことで、スクリーン上の情報を持ち出すこともできるといいます。
箱根や江の島・鎌倉など、世界的な観光地を有する小田急沿線では、増加が続く訪日外国人旅行客へのコミュニケーションが課題。新宿・小田原駅には、訪日客向けに多言語対応可能な駅係員が常駐する窓口を設けているものの、下北沢駅では対応に苦慮していたといいます。