鎌倉の花名所、1冊に 原田寛さんの写真が満載
四季折々の花の名所が豊富な鎌倉。「古都グラファー」として鎌倉や京都などで活動する写真家の原田寛さん(大町在住)が4月8日、『古都写真家原田寛とゆくかまくら四季の花巡り』(冬花社)を発行した。
およそ50年に渡り、鎌倉の寺社などで花を撮影してきた原田さん。鎌倉の花についてまとめた本はこれまでにもあったが、発行から時が経ち、絶版になったり、当時と状況が変わったりしたものもある。そこで、自身がこの数年で撮りためた写真をふんだんに使い、散策の参考になる、花巡りに最適な1冊を作ろうと考えたという。
月ごとに見頃の花とその名所、おすすめのルートを解説と共に紹介。近年多いスマホでの撮影のポイントも記載している。冬花社の本多順子さんは「写真の美しさが際立つよう、紙にもこだわった1冊。見ているだけでも散策した気分になれるはず」と話す。
A5判168ページ。1980円。島森書店やたらば書房、ウェブサイトで購入できる。