最後で最高の見せ場、ユマニテク調理製菓専門学校で2月22日に作品展
ユマニテク調理製菓専門学校の作品展が2月22日、三重県四日市市浜田町の同校で開かれる。卒業間近の2年生には、学んできた技術や感性を発揮する最後で最高の集大成の場だ。今回は、県内の調理師が郷土料理などを研究した成果を見せる「第14回みえふるさと料理展」が同時開催で、コロナ禍もあったため、同校で二つの企画を一度に見られるのは6年ぶりになるという。
専門学校の作品展は午前11時~午後3時の開催で、総合調理学科、製菓製パン総合学科の2年生60人近くが、総合調理、総合製菓、マジパンの3部門で作品の出来栄えを競う。製菓の学生たちは、すでに試作や作品のパーツづくりに入っており、飴細工で飾りをつくったり、クッキーで文字をつくったり、時間をかけて準備している。
細かい作業の下準備に取り組む学生たち
毎年、テーマを絞った料理や華やかな菓子が展示され、発想に感心させられる。当日は審査による受賞者も発表され、作品は春発行の学校紹介のパンフレットに掲載される名誉も得られる。入場無料でだれでも見学できるが、入り口で名前の記入などをお願いしており、事前に学校のホームページのニュースから入る作品展の事前登録をしておくと便利だ。
同時開催の「みえふるさと料理展」は、一般社団法人三重県調理師連合会などの主催。「三重ふるさと料理・名物の展示」「アイスアート フローラルアイス」の実演(正午~、午後1時~)もある。また、県内の調理師会が選んだ地域の店の味を「グル(メ)ッと三重 北から南うまいもん展」として、地域色あふれる八つの弁当の形で販売する(一律1200円)。売り切れ次第終了だが、2月10日から専門学校のホームページで先行予約も受け付ける。
桑名の殿様しぐれ弁当
2つのタンシチュー弁当(津)
作品展当日は在校生の作品や授業制作の展示もあり、1年生による店舗「ちょこっとレストラン&パティスリー」がオープンする。点心三点盛り、杏仁豆腐が付いた「ミニ味噌ラーメンセット」(500円)を提供、学生パティスリーラボ・ウフでは焼き菓子4個入りセット(600円)などを販売する計画だ。
昨年の作品展での展示の様子