山北町商工会角原清志さん 県主張大会で初優勝 仲間との絆で得た夢披露
「神奈川県商工会青年部連合会・第37回主張大会」が7月18日、相模原市の杜のホールはしもとで行なわれ、山北町商工会青年部・副部長の角原清志さん(36)が優勝した。同大会での優勝は同青年部では初。
各地区で予選を通過した代表者が「商工会青年部」をテーマに主張する同大会。角原さんは、6月の県西ブロック(南足柄、足柄上、山北、真鶴、湯河原)の予選会を1位で通過して本大会に臨んだ。
9人が出場した本大会での角原さんの主張テーマは「追い求めた先にある景色」。アメリカアラスカの自然ツアーを企画する会社の創業を夢に見る中、仲間3人とSUP(スタンドアップパドルボード)体験を中心に、山北の自然をガイドする会社「andLIF」を2020年に起業した。同年から商工会に入会し、同青年部などを通じて、地元の仲間たちと出会い、地域振興のほか、「絆感謝運動」と題したボランティア清掃、能登半島被災地支援など、様々な経験を通じて得たもの、仲間との絆などを訴えた。「夢は日に日に変わるもの。今はSUPを通じて山北の自然、人の温かさを多くの人に知ってもらうことが一番の目標になっています。”SUPの町・山北”となるよう頑張っていきたい」と目を輝かせる。
本大会出場を決めてから約1カ月間。毎日何回も練習を重ね、大会前日も夜遅くまで部員と一丸になってステージに上がった。「多くの人に伝えるというよりも、まず一人でも良いので、心に残る主張をしよう」と意識したと振り返る。
結果については、「県大会での優勝が目標だったのでとてもうれしい。青年部員の協力があってこその優勝で、感謝したい」と喜ぶ。
9月19日(木)、20日(金)に長野県で開催される関東大会に出場することも決まっている。「県の商工会青年部員の思いも背負って全力で挑みたい」と話した。