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初雪の前に飛ぶことから"冬の使者"と言われる雪虫。

去年の10月下旬、札幌をはじめ全道で雪虫が大発生しました。今年も雪虫は大発生するのでしょうか？

今年も大発生の可能性大

北海道大学の秋元信一名誉教授は、雪虫の繁殖に必要な気温の高さ・雨の量などの条件が揃ってしまったため、今年も大発生の可能性が大きいと言います。

今年も避けられそうにない雪虫ですが、服についてしまった場合どうすればいいのでしょうか。

雪虫を潰してしまうと茶色のシミになってしまうため、潰さないようにすることがポイントです。潰さないように手ではらう・エアダスターなどで風を当てるのがおすすめです。

毛足の長いセーターは雪虫が絡んでしまいます。雪虫が多い時にはジャージやレインコートなど、表面がツルツルしていたり、シャカシャカしていたりするような素材がいいそうです。

潰れた液体が傷や粘膜に触れると、アレルギー反応が出ることも

もし雪虫が口に入ってしまったらどうしたらよいのでしょうか。

北円山耳鼻咽喉科アレルギークリニックの白崎英明院長によりますと、潰れた液体が傷や粘膜に触れたり口に入ってしまった場合、10人中3人にアレルギー反応がみられたといいます。

また、目に入ってしまうのにも注意が必要です。山鼻うの眼科の宇野仁揮院長は「目に入った場合こすらないようにしてください」と話します。結膜炎の症状が出る方もいるのだとか。

もし雪虫が目に入ってしまった場合、水で洗い流してください。それでも取れず目の奥に入り込んでしまった場合には、眼科を受診して欲しいと宇野院長は話します。

車に雪虫がついてしまった時は早めの洗車がおすすめ

服や体につくだけではなく、運転していると車に雪虫がびっしりとついてしまうこともありますよね。

車に虫がつくと、虫の成分によってシミやサビの原因になる可能性があるため、早めの洗車がおすすめです。

札幌市内のガソリンスタンドに務める安藤祐子さんは「コイン洗車場でも汚れを取ることはできますが、虫がこびりついてしまってどうしても水だけでは取りきれない場合が多いです。当店では虫取り溶剤を使って、虫をふやかしてから落としています」と話します。

三ツ輪商会南郷通店では、手洗い洗車コース（2040円〜）に虫取り作業がついてきます。

そのほかカー用品店でも、こびりついた虫を取りやすくする虫取り溶剤が販売されています。

「なるべく早いタイミングで洗車するのがポイントです」と安藤さんは話します。

10月20日頃から2週間くらいが、雪虫が飛ぶピークになるのではないかと言われています。今年も大発生が予想される雪虫。できる限りの対策をして臨みたいですね。

みんテレ10月8日 OA のものです
（上記の情報は記事作成時点でのものです。
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