ウエインズトヨタ プロ並みの消火活動 消防署長が感謝状贈呈
都筑消防署(増山敬太署長)は3月13日、路上で出火した車両の消火活動にあたった、ウエインズトヨタ神奈川株式会社池辺店(池辺町4810の1)の東出豪店長と整備エンジニアリーダーの大竹貴史さん、同社の協力会社で株式会社ARATAの細川亮さんに感謝状を贈呈した。
同店前の道路で火災が発生したのは、1月23日午前11時頃。細川さんが作業を終え、店舗を出ようとしたところ、信号待ちをしている車が煙を上げているのを発見した。「最初はエンジンの煙だと思ったが、炎が出ていることに気づいた」という細川さん。慌てて同店に戻ると、すぐに大竹さんへ状況を説明。再び現場へ駆けつけ、細川さんは後続車の交通整備に、大竹さんは消火器を持って消火活動にあたった。無事に火が消し止められた後、消防へ通報した。大竹さんは「現場へ行くと炎は身の丈ほどまで伸びていた。ガソリンへの引火などの恐れもあったが、とにかく火を消さなきゃと必死だった」と振り返った。
炎上した車両のドライバーは自力で脱出。燃えた車両は、消防署員により、同店の敷地内に移動された。
都筑消防署は、迅速な消火活動と通報により、けが人や二次被害を防いだとして、東出店長を含む3人に感謝状を贈った。増山署長は「プロに劣らぬ適切な対応。日頃の意識の高さがうかがえる」と絶賛した。
東出店長は「危険を伴う業務のため、3カ月おきに、消防署指導のもと消火訓練を実施しており、消火器の点検も毎日行っている。日頃の訓練がいざという時に生きて良かった」と安堵の声を漏らした。