部屋のレイアウトをシミュレーション!シミュレーションアプリの選び方とおすすめ5選
理想の部屋づくりを目指すなら、あらかじめレイアウトをシミュレーションすることが大切です。家具の配置や色の組み合わせ次第で、部屋の雰囲気は大きく変わるため、プランニングする必要があります。
しかし、部屋をレイアウトするといっても、具体的にどうしたら良いのかわからない方もいるでしょう。そんな悩みを解決してくれるのが、レイアウトを視覚化できるシュレーションアプリです。
この記事では、レイアウトする際のシミュレーションの基本5ステップや、おしゃれにレイアウトするコツ、おすすめのシミュレーションアプリ5選をご紹介します。ぜひ効率よく理想の部屋をつくるためのヒントにしてみてくださいね。
部屋のレイアウトを決める際はシミュレーションが重要
マイホームを建てる際、理想の部屋をつくるためには、シミュレーションが欠かせません。
実際に生活してみたら「もう少し部屋の広さがほしい」「収納が少ない」「動線が悪い」など、イメージしていた部屋と違っていたり、使い勝手が悪くて不便さを感じたりすることがあります。
住まいを建ててから後悔しないためにも、具体的なイメージを形にするシミュレーションをしっかり行い、理想に近いレイアウトをつくっていきましょう。
部屋のレイアウトをシミュレーションする基本5ステップ
ライフスタイルに合った理想的な設計を形にする際は、シミュレーションアプリを活用するのがおすすめです。ここでは、3D家具配置シミュレーション「マイルーム3D」を使用した場合の基本の流れ5ステップをご紹介します。
1.ベースとなる部屋の枠組みを作成する
まずは部屋の図面を用意し、部屋の大まかな枠組みを2Dで作成します。その際、何畳と書かれたものよりも、何㎜と記載された図面のほうが具体的な検討が可能です。
図面や採寸サイズをもとに、壁面のサイズを決め、梁をつくって部屋の形をつくります。次に窓や扉、カウンターなどを配置すれば、部屋の枠組は完成です。
個々で作成する部屋のサイズはベースになる部分なので、間違えないように注意してください。
2.間取りやライフスタイルに合わせてレイアウトする
次に、作成した部屋に家具を配置していきます。どのような部屋にするのかを、ライフスタイルと合わせて、具体的にイメージしながら進めていきましょう。
家具のサイズや配置、向きなどによって、さまざまなレイアウトが楽しめます。
3.家具のサイズや導線が適切かチェックする
レイアウトを検討したあとは、部屋や自身と合う家具を見つけて、配置してみてください。加えて、適正な生活動線が確保されているかもチェックしましょう。
生活動線はマイルーム3Dの「定規ツール」がおすすめです。気になる箇所を2点クリックすれば、手軽に生活動線を図れます。状況に応じて、レイアウトを変更したり、家具をサイズダウンしたりして、調整してみてください。
4.3Dシミュレーションをしてイメージを確認する
レイアウトが整ってきたら、3D視点で部屋のイメージを見てみましょう。3Dで立体的な視点で見ることで、部屋のイメージがつかみやすくなります。鳥のように360度俯瞰できるマイルーム3Dの「バードビュー」は、さまざまな角度から部屋の状況を見るのに最適です。
2Dから3Dの流れで間取りを確認することで、イメージしたレイアウトに近づけやすくなります。
5.カラーコーディネートを考える
基本的な部屋が出来上がってきたら、カラーコーディネートを考えていきます。
好きな色や柄を使って、お好みのスタイルや部屋のテイストに合わせてコーディネートしていきましょう。
部屋の雰囲気をどのようにするか迷っている場合は、インテリアの実例などを参考に、事前に方向性を決めておくとスムーズに進められます。
シミュレーションでおしゃれに部屋をレイアウトするコツ
部屋のレイアウトでは、家具の配置はもちろん、選び方も大切です。ここでは、部屋をおしゃれにレイアウトする際のコツをご紹介します。
開放感を持たせる
部屋をレイアウトする際に、大切なのは開放感を持たせることです。家具を配置すると、部屋が狭く感じることがありますが、同じ広さでも開放感を持たせることで、快適に過ごせます。
部屋に開放感を持たせるためには、家具のサイズや高さ、配置などを意識しましょう。サイズの大きな家具や背の高い家具は部屋の奥や壁に沿って配置すれば、圧迫感を軽減できます。
人の腰くらいの高さのロースタイルの家具や、背板のないオープンタイプの間仕切り家具を取り入れることで、視界を塞がずに、部屋を広く感じさせられます。
奥行きを出す
部屋をおしゃれに見せるなら、奥行きを出すのもポイントです。部屋の一部に寒色系や暗い色を取り入れると、その部分に奥行きを感じられます。
また、部屋の奥や、コーナー部分にディスプレイコーナーを設ければ、視線が集まり、部屋にメリハリが生まれて、奥行きが感じられて広く見せることができます。
花やグリーン、絵画、カーテンやソファのファブリックなど、存在感のあるものを配置するのがおすすめです。
統一感を意識する
おしゃれな部屋にするなら、インテリアは統一感を持たせることもポイントです。テイストの異なるものを集めて並べても、ごちゃついて見えてしまい、まとまりがなくなってしまいます。
お好みのインテリアショップ、カフェやレストランなどを参考に、テーマを決めてみてください。同じテイストの好きなものを集めることで居心地が良い空間になり、おしゃれに演出できます。
見せる収納と隠す収納を使い分ける
生活感を抑えた部屋づくりで大切なのが、収納です。
見せる収納と隠す収納を使い分けることで、すっきりとおしゃれに見せることができます。それぞれの収納の事例は以下の通りです。
・見せる収納:オープンシェルフにディスプレイ収納、クリア素材の収納アイテム、フックなどでハンギング収納・隠す収納:収納ボックスにまとめて収納、薄手のカーテンで隠した収納、扉付きのユニット家具、デザイン性のあるファブリック、収納付きの家具
目的や場所に応じた収納を取り入れてみてください。
部屋をレイアウト!シミュレーションアプリの選び方
間取り作成の際に便利なシミュレーションアプリの選び方をご紹介します。チェックしながら、自分に合うアプリを見つけてみてください。
自分の端末のOSに対応しているか
自分の端末に対応しているシミュレーションアプリか、ストアページで確認しておきましょう。いざアプリを使おうとしても、端末が対応していなければ、使うことができません。
操作が簡単か
シミュレーションアプリを選ぶ際は、操作性も重視しましょう。初心者向けの間取りアプリなら、専門的な知識がなくても操作が簡単にでき、直感的に使えるものも多くあります。
シンプルで補助機能があるものなど、使いやすいものを選んでみてください。
実物の家具を置いてシミュレーションできるか
好みのブランド家具やインテリアがある方は、実際に売られている家具を3D上に設置できるシミュレーションアプリが最適です。家具の色やサイズ感などがイメージしやすく、部屋に配置したときのバランスなどを確認できます。
さらに、シミュレーションした家具を購入できるアプリもあるので、気に入ったものを購入しておくと良いでしょう。
無料か課金が必要か
シミュレーションアプリにも無料のものと有料のものがありますが、無料のアプリでも十分に役立ちます。部屋のレイアウトを再現するためだけに使うのであれば、無料プランでも多機能なサービスが揃っています。
課金する場合は、追加されるコンテンツや機能をチェックしたうえで、検討してみてください。
3Dで表示ができるか
シミュレーションアプリは、2Dだけでなく、3Dで表示できるものがおすすめです。平面だけではわかりづらい場合も、立体視することで理想のイメージに近い間取りを再現できます。
部屋の広さや、配置したインテリアの見え方を確認することが可能です。
図面の取り込みは可能か
シチュエーションアプリを選ぶなら、カメラで図面を撮影して取り込めるものが便利です。下書き代わりになり、アプリ上で間取り図をつくれます。
図面を撮影するだけで、自動で間取りをつくってくれるサービスもあるので、チェックしてみてください。
部屋のレイアウトのシミュレーションアプリおすすめ5選
実際に部屋のシミュレーションをしたい方におすすめのシミュレーションアプリをご紹介します。場所を問わず手軽にシュミレーションしたい方はスマートフォンアプリで、本格的にシミュレーションしたい方はパソコンでも利用できるアプリが適しています。
Roomle 3D&AR
対応OS
iOS、Android
料金
無料、有料プランあり
3D機能
〇
AR機能
✕
Roomle 3D&ARは3D、AR共に対応可能なほか、作成した間取りをVRで見ることができます。
ARとは、現実世界にデジタル情報を重ね合わせて表示する技術のことで、実際にその場にいるようなリアルな間取りを体験できるのが利点です。
Roomle 3D&ARには、約2,000種類以上のモダンでおしゃれな家具が揃っており、IKEAなどの家具にも対応しています。
自由に指で描いて間取りをつくれるので、漠然としたイメージしかない方にもぴったりです。
ルームプランナー
対応OS
iOS、Android
料金
無料、有料プランあり
3D機能
〇
AR機能
✕
ルームプランナーは、2Dと3Dでシミュレーションしたレイアウトの確認が可能です。
照明や収納グッズなどの家具が豊富に揃っており、IKEAとニトリで販売されている家具にも対応しています。基本的な機能は無料で利用でき、3D機能でリアルな雰囲気をつかむことが可能です。
複数のパターンで比較検討する際に適しています。
再現間取りメーカー
対応OS
Android
料金
無料
3D機能
✕
AR機能
✕
再現間取りメーカーは、家具やパーツの種類が400以上あり、自由に配置して作図できます。3DやAR機能はありませんが、シンプルな機能で、直感的に操作が可能です。作図をSNSでシェアすることもできます。
RoomCo AR
対応OS
iOS、Android
料金
無料
3D機能
〇
AR機能
〇
RoomCo ARは、部屋と家具の相性をイメージしやすいのが特徴です。Francfranc、unico、ACME Furniture、無印良品、ニトリなど、20種類以上のインテリアブランド家具をAR上で試せます。気に入った商品があれば、詳細情報を確認でき、ECサイトで購入も可能です。
Live Home 3D
対応OS
iOS
料金
無料、有料プランあり
3D機能
〇
AR機能
✕
Live Home 3Dは、2Dと3Dでシミュレーションできるのが特徴です。iOSとWebブラウザ両方に対応しており、パソコンの作図をスマートフォンで確認できます。
テンプレートがあるため、シミュレーションがはじめての方でも手軽に利用できるのが魅力です。海外のデザインや和風の家具など、さまざまなテイストの家具が揃っているので、イメージに合った雰囲気の家具を見つけてレイアウトできるでしょう。
まとめ:シミュレーションで理想の部屋のレイアウトを実現しよう
部屋のレイアウトをする際は、事前にシミュレーションすることで、理想的な間取りのイメージをつかむことができます。
シミュレーションアプリは、対応しているOSや料金、3DやAR機能、家具配置機能の有無など、目的に合ったものを選ぶことが大切です。シミュレーションアプリを上手に活用し、イメージを具現化して、快適でおしゃれな部屋づくりに役立ててくださいね。