待望の復活!板宿『マル井』のたくあんとにんじんのサラダパンは一度食べたらハマる味 神戸市
板宿商店街を歩いていて思わず立ち止まった看板。「久々の登場!たくあんとにんじんのサラダパン」。
パンにたくあん?!めちゃくちゃ気になる!ということで、『手作りパン工房 マル井パン』(神戸市須磨区)を取材しました。
板宿商店街で60年以上続く、老舗パン工房。途中代替わりしたこともあり、少し場所が移りましたが、昔も今もひっきりなしにお客さんが訪れる人気店です。
午前中に訪れても午後に訪れても、店内にお客さんがいない時がないほど賑わっています。赤ちゃん連れのお母さん、サラリーマン、年配の方まで…幅広い客層は地元で愛されている証です。
さっそく例の「たくあんとにんじんのサラダパン」について調査開始。
あった!ありました。すでに数が少なくなっています。
このパンが生まれたきっかけを聞いてみたところ、中に挟まれている具材は、もともと店主さんの家の“定番おかず”だったのだそう。カレーの付け合わせにしたり、ご飯と合わせたりしていたものを、ある時お子さんがパンに乗せて食べたところ、よく合うことを発見。そこから同店のお惣菜パンに仲間入りすることになったそうです。
商品化するにあたり、パン生地に胡麻を混ぜるなどしてよりサラダに合うようなパンを開発しました。
たっぷり挟まれたたくあんとにんじん!さっそくいただきます。
パンはふんわり。そして衝撃のパリポリ!なんとも軽快なよい音です♪
溢れ出るたくあんとにんじん。具沢山で嬉しいです。辛子マヨネーズのピリ辛と、強めの塩分は暑い時期にもぴったり。パンがしっかり美味しくて具材に馴染んでいるのも“さすが老舗パン店”と思わされます。
こちらの「たくあんとにんじんのサラダパン」、実は具材のカットに手間がかかることなどの理由から長らくお休みされていたそうですが、再販を望む声が多く、この度約5年ぶりに復活することになったのだとか。店頭に並ぶのは14時頃だそうですので、お求めの方はご注意ください!
午前と午後とでパンのラインナップが異なるのも同店の特徴です。
こちらは、おやつやおもたせにも人気のマロンパイ。パイに優しい甘さの栗餡と、栗が丸ごと1個ゴロンと入っています。
栗餡はまろやかで、コーヒーにもお茶にもよく合います。ボリューム満点ですが、甘さ控えめなのでペロリと食べられてしまいます。
定番商品「ハムのカスクート」も根強い人気を誇っています。袋を開けた瞬間漂うパンのよい香り!
ハードな本格フランスパンに、具材はハムというシンプルなお惣菜パン。
マスタードバターに自家製タルタルソースを加えることによってコクがアップしています。
昔ながらのパンに今風のパン。思わずたくさんトレイに乗せてしまうパンの数々は、季節感やその時々の気候も考慮しながら店頭に並べるものを考えられているそうです。
長年培った確かな技術をベースに、アイデア商品も楽しめるパン屋さん。これからも“街のパン屋さん”として長く愛されること、間違いなしです。
場所
手作りパン工房 マル井パン
(神戸市須磨区飛松町2-2-5)
営業時間
8:30~19:30
定休日
日曜日