話題の“やさしいトイレ”ができた伊丹の昆陽池公園を散策!昆虫館にも行ってきました 伊丹市
最近カブヌシデビューをし、早くどこかに行きたくてうずうずしていた筆者。ようやくお出かけするのが気持ちいい季節がやってきたので、昨年11月に生まれ変わった話題のトイレを取材しに『昆陽池公園』(伊丹市)に行ってきました。
話題のトイレがあるのは、スワンホール近くの「多目的広場」。
ど〜んと君臨する大きな建物は昆陽池公園の森や池の景観にすごく調和しています。伊丹市の担当者にトイレ誕生についてのお話を色々と聞かせていただきました。
外観で特徴的なのがこの大きな屋根。壁や木材には複数の木材を直角に交差させながら作るCLT材という合板を使用しており、重量が軽いためこのような梁のないすっきりとした屋根が実現。また強度と安定性が非常に強く、耐震性や耐火性にも優れており、災害にも強いのだそう。
新しく生まれ変わったこのトイレの最大の特徴は"人にも環境にもやさしく、災害にも強いトイレ"であるということ。使いたい時に誰もが安心して使えるように、「バリアフリートイレ」とは別に「親子トイレ」も設置。
「バリアフリートイレ」は大きな車イスの方でもスムーズに移動できるように広い空間を確保。介助用ベッドや音声案内装置なども設置されています。
子どもと大人が一緒に利用できる「親子トイレ」のほかに、男性用・女性用トイレの個室にもベビーキープやおむつ交換台が設置されていました。
広々とした空間はとても綺麗で木の良い香りがしました。
"公園のトイレ"というとなんとなく使用するのを躊躇してしまうようなイメージでしたが、こんなトイレがあると子ども連れでも安心して遊びに行くことができそうです。
環境にも優しく、災害にも強いという同トイレ。屋根の上にはソーラーパネルが設置されており、ネット・ゼロ・エネルギーが実現されているので停電時の電力確保が可能。断水時には隣接する昆陽池の水を利用できるようにもなっており災害時にも安心です。
トイレの取材が終わった後、せっかくの気持ち良い天気なので昆陽池公園を一周してみました。
多くの野鳥が観察できることでも人気の同公園。「野鳥観察橋」があったので行ってみました。季節的にこの日はあまり鳥を見ることができませんでしたが、秋から冬にかけては多くの渡り鳥もやってくるそう。
池の中央にある浮かぶ「野鳥の島」にはたくさんの鳥がいましたよ。ちなみにこの島、地上から見たら分かりにくいですが日本列島の形をしています。
指揮を通じて野鳥や昆虫、樹木などの自然が楽しめる「ふるさと小径」には双眼鏡やカメラを片手にバードウォッチングを楽しむ方が多くいました。
「ふるさと小径」を抜けると「伊丹市昆虫館」に到着。先ほどのトイレからだと池を挟んでちょうど真向かいあたりになります。せっかくなのでこちらにも行ってみました。
初めて訪れた同館は想像をはるかに超える楽しい施設でした!
実際の10倍の大きさで作られた"10倍の森"や200倍のミツバチ"ビッグ・ビー"ではその迫力にワクワクさせられます。
200種類ほどの亜熱帯の花や木々が茂る"チョウ温室"では多くのチョウが舞っていて生き生きとした姿を見ることができます。
花のミツを吸う姿を間近で見ることができ感動しました!
そのほかにも生体展示室や学習室、企画展が開催されているコーナーもあり、子どもの頃に戻ったような気分で楽しめました。
自然に包まれてリフレッシュできる昆陽池公園。これからの季節のお出かけにぜひおすすめしたいスポットです!
場所
昆陽池公園
(伊丹市昆陽池3丁目)
トイレの利用時間
5:00〜21:00
場所
伊丹市昆虫館
(伊丹市昆陽池3-1 昆陽池公園内)
営業時間
9:30〜16:30(入館受付は16:00まで/チョウ温室は10:00から)
休館日
火曜日