母「外に出るのは久しぶり!」私、毎日お散歩に付き合っていますけど #母の認知症介護日記 222
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんが施設に入居してから、ほぼ毎日通っているワフウフさん姉妹。それは、最初は不安だろうし、落ち着くまではなるべく行ってあげたいという気持ちから。そろそろ回数を減らしたいと思ってはいるのですが、何度言っても、「ひとりで自由に外出できない」というのが理解できないあーちゃんは、外に行きたいとケアマネさんやほかの入居者さんにも言い続けている様子。周囲に迷惑をかけていると思うと結局通ってお散歩に連れ出す日々が続いてしまい、なかなか回数を減らせずにいます……。
足の疲れが取れない…
ワフウフさん姉妹には、外出をしたがる以外にも、あーちゃんの行動で困っていることがあります。それは、いわゆる「物盗られ妄想」……。「物を盗られる」という思い込みから、6畳ワンルームの限られたスペースに、あれこれ隠しているのです。今は具体的に誰かを疑うことはありませんが、今後お世話になっているスタッフさんを疑うようになったら……と、ワフウフさんは気が気ではありません。
外出をとても楽しみにしているあーちゃん。毎日あちこち歩き回り、多いときには1万歩以上歩くことも。
昔ほどではないものの、スニーカーを履いて危なげなくガンガン歩いています。
あーちゃんの脚力をキープするためにも、私たち姉妹は毎日長めのお散歩に付き合っているのですが……。
この日も、緑がたくさんある場所を歩いて「空気がおいしい」と大喜びだったあーちゃん。
しかし、いつも「外に出るのは久しぶり」と言うのです……。
こうして事実を告げても、ぽかんとしていて……。
と、まったく覚えていない様子。
ただ、私たちが足繁く通っているのは覚えているようで、なぜお散歩の記憶だけがないのかは謎です……。
姉妹で協力しながら、ほぼ毎日施設に通ってあーちゃんの部屋や持ち物を整えて暮らしぶりをチェックしているのですが、やはり訪問のメインイベントはあーちゃんを外に連れ出してのお散歩です。毎日あちこち行って、多いときには1万歩以上歩くこともあります。
あーちゃんは足元が弱ったと思っていたのですが、スニーカーを履いていれば危なげなくガンガン歩けていて、全然余裕です。自力歩行ができなくなれば、あーちゃんの認知症が一気に進みそうな気がして、脚力をキープするためにも私たち姉妹は長めのお散歩に付き合っています。
「空気がおいしいわね~」と喜ぶあーちゃんの姿を見られるのはうれしいのですが、いつも「外に出るのは久しぶり!」と言われ、こんなに頑張って毎日2~3時間のお散歩に付き合っているのに、すっかり忘れられているなんてガッカリです。どうやら、私たちが足繁く通っているという認識はあるようなのですが、長時間お散歩をしていることだけが忘れている様子。こっちは記憶とともに足の疲れも残っているというのにね……。
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あれだけお散歩を楽しみにしているのに、いざ行くとすっかり忘れてしまうなんて、不思議ですね。でも、自力でたくさん歩けているのは、とても良いことだと思うので、自分の健康維持にもつながると思って、これからも継続できるといいですね。
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