この春休みに行くべき場所見っけ!NEW『バンドー神戸青少年科学館』潜入レポ【前編】 神戸市
昨年11月から閉鎖されていた『バンドー神戸青少年科学館』(神戸市中央区)の第1・第6展示室が、南館1階「物理・化学」、北館1階「サイエンスパーク」として3月26日にリニューアルオープン。
オープン前日行われた内覧会に参加してきた、“青少年じゃないし、科学は苦手科目だったバリバリ文系の筆者”が夢中になった、気になるその内容をいち早くレポします。
館内に入ってすぐ右手に見えたのは南館1階の「物理・化学」コーナー。“楽しく遊びながら科学を学べる体験型のミュージアム”で、学生以来の物理と化学のお勉強。理解できるか正直不安ですが、いざ中へ。
オレンジ色に統一されたオシャレな空間はなんだかパビリオンのよう(万博が近いせい?)。「モノの動き」「動かす仕組み」「チカラのみなもと」の3つをテーマに科学の基礎を体感できるそうで、右手にはオレンジの気球、中央には大きなサークルが見えます。
それがこちら!今回、初登場の「スパークポッド」は円盤上の回転台をそなえた特別な大型装置で、地球の自転による科学事象”コリオリの力”(転向力)や遠心力を、中に入って体験することができるんです。なんかすごそう。
実際に入ってキャッチボールをすると、正面に向けて投げているつもりでも、軸か狂うため、うまくキャッチしてもらえない状態が続きます。でも、なぜかみんな楽しそうな様子。
奥で、飛行機の操縦体験に夢中の子どもを発見。今回のリニューアルにあたり、30年間使われたマシンから、最新のデジタル機種にバージョンアップしたそう。
操縦ブースの上には軽飛行機が変わらず飾られています。こちらは戦後初の純国産量産単発機で、愛称は「エアロスバル」と呼ばれているそう。こんなに近くで観察できるのはすごいことです!
エネルギーを学ぶコンテンツとして、今回初お目みえしたのは「熱気球」。恐る恐るボタンを押してみると…。
ふわっと浮きました(感激!)。温めることで気球内の空気が減り、おのずと気球が軽くなるのだそう。「熱膨張」と「密度」「浮力」について実感をもって学ぶことができます。
浮力の次は重力ということで、10kgのおもりを「滑車」や「てこの原理」でどれだけ軽く持ち上げることができるかチャレンジ。か弱い私でも、片手で楽々なのに驚きです!
いろんな場所にボールを投げ入れて動きを観察できる「モーションテーブル」では、子どもたちが中央の穴に入るまで何度も挑戦していたり。
作用・反作用の法則(懐かしい)と圧力による、ペットボトルの空気ロケット飛ばしは、5メートルの目盛りを見ながら空気をためたりと、自然に物理と化学を楽しみながら学べます。
この他にも様々なコンテンツが満載で、大人もワクワクな時間を過ごすことができましたが、なにより、展示を楽しんでいる子どもたちのキラキラした目がまぶしかった~。「将来は科学者やノーベル賞なんかとったりする子もいるんじゃ??」などと想像を膨らませる筆者なのでした。
北館1階の「サイエンスパーク」については「後編」でご紹介。面白いゲームがあって、こちらの方が大人はヤミツキになるかも!?ですよ!
オープン日
2025年3月26日(水)
場所
バンドー神戸青少年科学館(神戸市立青少年科学館)
(神戸市中央区港島中町7-7-6)
時間
9:30~19:00
※3月26日は10:10から一般公開
入館料
大人 (18歳以上)600円
小人 (小学・中学・高校生)300円
TEL
078-302-5177