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世界が分断する中、日本の役割は?

文化放送

世界が分断する中、日本は何をすべきなのか?3月25日「長野智子アップデート(文化放送)」では、3月3日から5日までの3日間、世界11か国のシンクタンク代表や国家首脳級のスピーカーら約30名が東京に集まり議論した東京会議2025の様子を非営利シンクタンク言論NPO代表の工藤泰志に伝えてもらった。

工藤「昔とは違い、今はアメリカに対する認識が世界で分かれています。日本はアメリカが大事だから、アメリカができない時は日本がカバーすればいいという考えなんですけど、ヨーロッパのシンクタンクのプレジデントからすると『日本は甘すぎる』『世界は変わったんだ』『戦後、アメリカが主導した外交政策は完全に終わったんだ』という考えなんです。ヨーロッパとアメリカはもう対立している、その中で日本はどうしますかというところからの議論でした。先の大戦が終わって今年で80年。あの戦争を2度と繰り返してはいけないという形で国連ができたんですけど、今や全く機能していない。しかもトランプ大統領は自分のことしか考えない。世界が分断しているのにもかかわらず世界が困難に対して力を合わせられない本当の危機なんですね。その時に日本は何をしているのか、商品券の問題ばっかりなんですね。それはそれでいいんですけど、世界に対して日本は何か発言しなくてはいけない。今こそ日本が呼びかけ、世界が力を合わせていかないと80年前に歴史が戻ってしまう。そういうスピーチを提案したところ、世界が日本の役割を期待していることがわかったんです。日本は今、声を上げる時なんです」

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