「ワイン転売に出資して」約5310万円の詐欺被害
赤穂署は9月30日、赤穂市内の60代契約社員の男性が、SNSを通じて知り合った相手から投資話を持ちかけられ、総額約5310万円の詐欺被害に遭ったと発表した。
同署によると、男性は今年7月6日にインスタグラムで「30代女性」を名乗る人物から「さみしいです」などとメッセージを受け取った。その後もLINEでやり取りを続けた中、「転売すれば10倍くらいになる」などとワイン投資への出資を求められ、7月26日から9月27日にかけて複数回にわたり、赤穂市内や姫路市内の金融機関から相手が指定する口座に現金を振り込んだという。
男性は相手と会う約束をして9月28日に上京したものの相手は姿を現さず、LINEの連絡も取れなくなったことから、同日赤穂署に相談して被害が発覚した。
警察は「SNSを通じて、投資話や儲け話に勧誘してくるのは詐欺なので、だまされないで」と注意を呼び掛けている。