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若き店主の挑戦!神戸甲南本通商店街で令和版・人情味溢れる八百屋をオープン! 神戸市

Kiss

神戸・東灘区の甲南本通商店街に、11月10日、新たな青果店『紬屋青果店(つむぎや)』がオープンしました。

懐かしさもありながら新しいデザインで令和版・地域密着の八百屋を表現

全長200mと比較的小規模なこの商店街には、実は「アプロ」「コープこうべ」といったスーパーのほか、個人店や生産農家直売の八百屋が既に2店舗あり、言ってみれば青果の激戦区!新店オープンにこの商店街を選んだ訳とは?またどんなお店なのか、取材に行ってきました。

お店を訪ねたのは朝10時半、店舗にはたくさんのお客さんが!皆さんオープンしたばかりの新店に興味津々の様子。「これめちゃくちゃ美味しいですよ!」「帰りにお花持って帰ってくださいね~」と活気あふれる明るい声が響きます。

こちらが店主の奥本凌大さん。28歳の若さで、昔ながらの「人の温度」を感じられる八百屋をやりたいとこの地にやってきました。

出店場所を求め、なんと芦屋~神戸市長田区にある8つの商店街を巡って検討。通行量や地域性の比較や売上予測などもしたそうですが、最後は人が気さくで活気があるところに惹かれ、ココに決めたのだそう。

青果店として競合も多いのでは?と思いきや「それも知っていて、敢えての出店です」との答え。この商店街に来れば新鮮な野菜がそろうと思ってもらえたら、商店街全体が盛り上がり相乗効果になると考えているそう。

真新しい店内はとてもオシャレ♪13坪の空間に、四角いコンテナだけでなく可愛い丸いカゴなども使って青果がセンスよく並べられています。商品が美しく映える照明も採用。

こうした店舗づくりは、高級スーパーや百貨店を参考にしたのだとか。手書きPOPの質感、字体にまで細かくこだわっています。

入口付近にあるのはその日の目玉商品。この日は数量限定の大特価フルーツが並んでいました。このりんごや洋ナシ、味は確かなのですが、傷があるため安く仕入れたもの。

こうした特価商品も決して雑に扱わず、一つ一つ丁寧にフルーツキャップ(ネット)に入れて並べます。

通路はベビーカーも通りやすいよう広くとってあり、その両脇に野菜を陳列。ザルで吊ったディスプレイは、なんだか海外のマルシェのよう♪

近郊からの方がフレッシュな状態で届くとチョイスした兵庫県産の葉物野菜 

店頭に並ぶのは毎日50~60種類の青果たち。仕入れ先は主に西宮市地方卸売市場と神戸市卸売市場東部市場の2ヶ所で、奥本さんが実際に試食をして美味しいと感じたものを、その日売り切れる量だけ仕入れます。

生産農家から直接仕入れるものもあります。こちらは京都府福知山市の奥田さんの「万願寺ししとう」で、甘くてジューシーなのが特長なんだとか!

市場が休みの日には、気になった生産農家を精力的に訪ね、直接仕入れる商品を増やしていく予定なんだそう。

左「徳島 もちもち太郎」 右「京都 獅子ゆず」

中には見たこともないような野菜も!珍しい野菜は会話が始まるきっかけにもなります。ちなみにこの獅子ゆずは皮をマーマレードにすると絶品なんだとか!

奥本さんは、こうした会話をとても大切にしています。気軽に試食に応じたり、量が多いというお客さんにはバラ売りで対応したり、趣味で育てた野菜をおまけにつけたりと、ひとりひとりの要望にできる限り応えます。

「人間らしい手触り感、温かさが今だからこそ大切」そう考えるようになったのは、子どもの頃に通った近所の駄菓子屋さんが次々と閉店してしまったことがきっかけ。

今やスーパー、コンビニにはセルフレジが導入されたり、中には無人の店舗も増える中、効率では測れない人間らしい情緒を大事にしたいのだそう!

奥本さん自身が経験した駄菓子屋のおばちゃんとの温かい記憶を、近所の子ども達にも体験してもらいたいと、一角に駄菓子コーナーも設けています。子どもたちが集まる聖地になりそうですね!

元気いっぱいの接客で共にお店を切り盛りしているのは、奥本さんのお母さん!ターゲット層ばっちりのお母さんの貴重な意見は、かなり参考にしているそう。

売り切れ次第終了ですが、取り置きが可能なのでご安心を。公式Instagramのストーリーをチェックして、気になるものがあれば、DMや電話でお願いすることができます。クレジットカードやPaypay支払いにも対応しています。


オープン日
2025年11月10日(月)

場所
紬屋青果店(つむぎやせいかてん)
(神戸市東灘区甲南町3丁目1-15)

営業時間
9:00~18:00
※売り切れ次第終了

定休日
水曜日・日曜祝日

問合せ
070-8587-5113

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