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中学校の万博見学へ教職員ら現地視察

赤穂民報

 赤穂市が市内中学生を対象に実施する大阪・関西万博の見学へ向け、市教委と各校は5日、現地視察を行った。

 見学日程が6月までの4校と市教委から計約20人が参加。計画している見学時間と同じ午前10時から午後2時まで会場内を巡り、見学予約しているパビリオンまでの動線のほか、食事できる場所やトイレ、日差しを避けられる休憩スペースなどを確認した。

 市教委によると、フードコートのほかにも大型テントや大屋根リングの下にベンチが数多く設置され、日陰で食事できるという。また、園内の随所に日よけ付きベンチやウオーターサーバーがあったという。

 視察した日は、来場者を入れた上で運営上の課題を確認する予行演習「テストラン」の2日目で、報道によると約3万人が会場を訪れた。地下鉄駅からアクセスする東ゲートでは入場手続きが滞り行列ができたが、市教委職員が利用したバスの発着場がある西ゲートはスムーズに入場できたという。

 視察した各校の教員からは「熱中症対策への配慮が感じられた」「実際に現地を確認したことで見学当日のイメージができた」などの声があった一方、会場内の一角で基準値を超えるメタンガスが検出されたとの報道もあり、「不測の事態があった場合の避難場所や連絡手段を生徒にしっかり周知しておく必要がある」といった意見もあった。

 市内中学校の万博見学は4月18日の有年中から始まる。7月7日に予定している赤穂東中の視察は「主催者からの日程連絡を待っているところ」という。

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