障害者の働く場を創出 三浦市初のA型施設開設
民間救急サービスや障害者グループホームを運営するあゆみグループは、障害者の就労継続支援事業として、A型の「あゆみワークス」とB型の「あゆみダイニング」の拠点施設を三浦市南下浦町上宮田に同時開設した。4月15日には、同社の飯島徳貴社長=写真中央=や吉田英男三浦市長らが開所を祝うテープカットを行った。
同市初のA型となるあゆみワークスは、動画編集やホームページの作成などICT業務に特化した事業所として機能させる。未経験者も挑戦できる研修プログラムを用意して利用者の社会参加を促す。将来的には三浦市内の飲食店や事業者の意ウェブサイト開設などを手掛けていきたい意向。就労者とは雇用契約を結んで神奈川県が定める最低賃金を保障する。
B型のあゆみダイニングでは、三浦半島の食材を用いた食堂の運営と弁当の配食を中心に展開。三浦市の特産品であるマグロを模った「まぐろサブレ」も商品化する。現在は試作の段階で5月中の販売を予定している。就労者は雇用契約は結ばず、作業内容に応じた工賃を支給する。