【平塚市】ふるさと納税に純金追加 田中貴金属は初提供
平塚市は10月1日からふるさと納税の返礼品として、市内に工場を有する田中貴金属リテイリング(株)(本社/東京都中央区)の「純金カード(1g)」を追加した。同社がふるさと納税返礼品を提供するのは初。
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今回追加された「純金カード」はクリスタルフレーム入りで、表面には12カ月分のカレンダーと、あったかひらつかのロゴ、田中貴金属のグループロゴを印刷している。裏面には、歌川広重の浮世絵「東海道五十三次平塚宿縄手道」を印刷。サイズは、横版で80mm×50mmとなっている。
担当の市産業振興課によると10月7日現在、13万7000円の寄付に対する返礼品として選択可能となっているものの、金価格の変動により、寄付金額も変動する場合があるという。
今年4月、田中貴金属側から「平塚市のために貢献できることはないか」との打診があり、今回の返礼品へとつながった。今後は常設の返礼品として、カレンダーの表示内容を更新しながら提供する。同課では「市民のみなさんにも、改めて『あったか』と思ってもらえる返礼品を増やし、知ってもらう機会にしたい」と話している。
同市の寄付金の受け入れ状況は、2024年度が約1億400万円、23年度が約1億500万円、22年度が約9200万円と推移(返礼品ありのみで計上)。中でも、サーフボードオーダーチケットや着物洗い張り仕立て直しチケットなどが人気という。
寄付の申し込みは、ふるさと納税の民間ポータルサイトから可能となっている。問い合わせは同課【電話】0463・21・9758。