【寒い年末年始になりそう】北海道の天気予報 2024年12月27日更新
北海道のあす28日(土)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
ポイント解説:大雪に注意
きょう27日(金)の札幌は、晴れ間も出ましたが、道内大雪に注意が必要なところもありますね。
北空知の秩父別町や倶知安町、岩見沢などで昨日から20~30センチの雪が降りました。
今後も、同じようなところで雪の量が増えそうです。あす28日(金)夕方までの24時間に降る雪の量は、秩父別町や岩見沢周辺などさらに30センチ前後の大雪です。風が弱まるので、海岸部の留萌周辺でもまとまった雪に注意が必要です。車にはスコップなどを積んでおきましょう。
年末年始であすから移動される方も多いと思いますが、ぜひ「北の道ナビ、吹雪の視界情報」をご活用ください。寒地土木研究所が運営していて、視界の状況の実況と予測を5段階で見られます。
こちらは12時発表の今夜9時の予想ですが、稚内や石狩、道南の江差周辺で濃い赤「著しい視程障害」が予想されています。お出かけ前などに確認してください。
12月28日(土)の北海道の天気と気温
では、あすの天気と気温です。日本海側を中心に雪が降るでしょう。最新の交通情報もご確認ください。気温はきょうと同じくらいで厳しい寒さが続きます。
では、あすの時間ごとの天気。
道央・道南からです。
札幌や千歳方面は晴れるでしょう。札幌ではツルツル路面に引き続き注意して下さい。倶知安や江差は雪が降り、軽い雪かきが必要です。
道北・空知です。
雪が降りやすく、特に羽幌や旭川、留萌、深川、岩見沢周辺で雪が強まります。路肩の雪山が高くなっています。飛び出しにも気を付けて下さい。
道東・オホーツク海側です。
晴れて空気が乾燥しまう。厳しい寒さも続き、あす朝は釧路で‐10度、北見は‐12度まで下がります。
ストーブなど火の取り扱いに注意して下さい。
2025年1月6日までの10日間予報
では、来年1月6日までの10日間予報です。
札幌、旭川、稚内です。
黄色い枠は大雪、吹雪に注意が必要な日です。道北は雪が降りやすく29日(日)は警報級の大雪になる可能性があります。札幌では大みそかと元日に雪が強まるでしょう。寒い年末年始です。
函館、室蘭、千歳です。
大みそかは低気圧の影響でまとまった雪になるおそれがあります。交通情報も確認してください。三が日も雲が広がりやすいでしょう。
帯広、釧路、網走です。
大みそかは各地で雪が強まり、道東でも積雪状態となるでしょう。初日の出は道東で見られる可能性がありますが、網走は元日もふぶくでしょう。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
天気予報のほか、天気に合わせた服装の選び方のヒントなど、HBCウェザーセンターの気象予報士が暮らしに役立つ記事をお届けしています。
※27日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部ナベ子