もえぎ台小 校舎に思い出描く 6年生のウォールアート
もえぎ台小学校(新磯野)で2月17日、6年生が校内3カ所にウォールアートを行った。
来年3月に閉校が決定している同校。今年3月に卒業する6年生は総合の時間で閉校に際し、「地域の人と思い出を作りたい」とウォールアートを企画。近隣の塗装会社からペンキをもらい、使い方などを教わりながら作業をした。当日はチラシで呼びかけた地域住民や保護者、他学年の児童なども参加した。
階段の踊り場や「おもいで館」のガラス面、体育館裏の壁の3カ所で実施。下書きも自分たちで行い、1月末から取り組み始めた。3カ所に共通するテーマは「笑顔」。大きな桜の木や放課後をイメージした鬼ごっこや遊具を描いた。
塗料の提供を行った秀和塗料株式会社の大平宏さんは「地域の子どもたちと交流する機会があまりないので楽しかった。教えたことをすぐに生かせる姿に刺激を受けた」と話す。
澤田葵さん(6年)は「ウォールアートを通して地域の人と交流できるのが嬉しかった」と笑顔で話した。