児童ら、元プロの技術を体感 横浜F・マリノス「夢プロジェクト」
少年少女サッカーチームの子どもたちに夢を持ってもらうことを目的とした「夢プロジェクト」が6月22日、新横浜公園第二運動グラウンド(小机町)で実施された。(一社)F・マリノススポーツクラブが昨年から行っている同取組は、横浜F・マリノスのOB選手が少年少女サッカーチームを訪れ、練習に参加するというもの。今回は、日本代表歴もある李忠成さんと阿部祐大朗さんが港北区綱島周辺で活動する横浜サッカークラブつばさ(小見山昌巳会長)の練習に参加した。
年中〜小3の練習にコーチとして加わった2人。鬼ごっこやパス回しなどのアップを済ませると、トラップやシュートなど随所にプロの技を披露。ゴールが倒れそうになるほどの強烈なシュートには、子どもや保護者らから歓声が上がっていた。2人も混ざった試合では、子どもたちに、「惜しい」「うまい、その調子」などの声をかけながら盛り上げていた。
李さんは「プロの技術やシュートの速さなど、本物の動きを見せられた。良い体験として大事にしてくれれば」と話し、阿部さんは「こっちも元気をもらえた。触れ合える機会をもらえてありがたい」と語った。
五十嵐陽翔くん(小3)は「ロングシュートやボールさばきがすごかった。いっぱい練習して2人のようになりたい」と感想を話し、小見山会長は「元プロの選手のプレーを体感して、刺激になったと思う。ありがたい」と述べた。