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吉田康雄のザ・チャレンジへらぶな【ペレ宙やるなら今でしょう!?:第1回】

TSURINEWS

大会の時は別人(提供:加賀三蔵)

テーマは「ペレ宙やるなら今でしょう!?」。シマノジャパンカップで惨敗した茨城県結城郡八千代町にある筑波流源湖で、大会の憂さを晴らしにやってきた吉田。ノルマは40cm以上。取材日は10月21日(月)。

シマノジャパンカップで惨敗

吉田康雄

「あのー、もしかして今回の釣り場選定はボクへのあてつけですか?」

テーマがペレ宙だから決めたまでだけど?それに週刊へらニュース本紙の釣況欄にも長年掲載を賜っているお得意さまだからね。

吉田康雄

「またまたー。ボクがシマノジャパンカップで惨敗したから、それをネタにしようって魂胆ではないんですか」

あれ?バレた(笑)。

風のうわさで聞いたけど今回はファイナルにも残らず、いわゆる箸にも棒にもかからなかったそうじゃない。

吉田康雄

「はい。まったくもって惨敗もいいとこです」

筑波源流湖の概況(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

でも試釣をかなり繰り返して自信たっぷりで乗り込んだんでしょ?

吉田康雄

「自信たっぷりではないですか、かなりいい線まで追い込んだつもりだったんです」

でも結果はファイナルにも届かずかぁ。負け惜しみを聞くつもりはないけど、あえて敗因があるとすれば何?

吉田康雄

「クジ運ですね(笑)」

そっち?まあでもたとえ管理釣り場であってもポイント差はあると聞くから、クジでいい番号を引くって大事だよね。でもそれも織り込み済みの試釣だったんでしょ?

吉田康雄

「はい。この場所ならこの釣りかなと戦略は練ったつもりです」

ということは、そのアテが外れたの?もう少し話を聞かせてよ。

大会の憂さ晴らしだ!

吉田康雄

「ファイナル前の予選は3試合で、1試合目はチョウチンウドンセットでトップ通過だったんです。ところが2~3戦目で浅い側の釣り座を引いてしまい、釣り方を浅ダナに替えたんです」

そこで大ゴケしたってことね?

吉田康雄

「はい。1試合3時間勝負でスタートの1時間以上も釣れない時間があったのでは話にもなりません」

釣り座はどの桟橋だったの?

吉田康雄

「南中央桟橋を貸し切っての両面打ちです」

つまり北桟橋向きなら理想だったってこと?

吉田康雄

「本音を言わせてもらえばそうなりますが、もはや終わったことなのでそろそろ話を現在に戻しませんか」

東オンドマリ桟橋へ(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

そうだなぁ。何を言っても負けは負けだしね。気分を切り替えて今日はペレ宙で思う存分釣っていってくださいな。

吉田康雄

「いいんですか、やりたいようにやらせてもらって」

構わないよ。釣り座も自由に決めていい。ただしノルマは最低でも40cm以上。せっかくのペレ宙なんだから、このくらいのサイズはそろえないと話にならないぜ!

吉田康雄

「頑張ります!」

沖はモジりっきり

5時30分に現着。事務所で受け付けを済ませ、吉田が向かったのは東オンドマリ桟橋の南向き。水深が浅く、沖には杭が入っていていかにも新ベラが着きやすいポイントだ。

やはり新ベラ狙いから入るのね。

吉田康雄

「はい。せっかく10月18日大池に2tの良型が入ったのですから狙わない手はないです。ほらっ沖はモジりっきりですよ!」

2.5tが放流されている(提供:週刊へらニュース編集部 関口)

確かにモジリは多いけど狙いのサイズではないように見えるよ。それに新ベラかどうかも判断が付かない。

吉田康雄

「確かにちょっと小さいですね。でもきっとあのなかに良型が交じっているはずですよ」

憂さ晴らし試合のうっぷんを晴らすべく、吉田が継いだのは18尺竿。沖打ちペレ宙で良型バクバクといこうじゃないか!

次回も「ペレ宙やるなら今でしょう!?」です。

<週刊へらニュース編集部 関口/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース』2024年11月1日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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