多摩市在住土田さん 9回目のパラ五輪へ 今回は車いすマラソンで
多摩市在住の土田和歌子さん(W-STAGE所属)が開幕したパリ五輪に車いすマラソンの日本代表として出場する。パラ五輪の夏冬合わせて9回目の出場となる土田さんは久しぶりの表彰台をねらう。
土田さんはこれまで、スピードを競う氷上ソリや車いすマラソンなどでパラリンピックに8回出場し、夏冬両方で金メダルを獲得している。東京五輪ではトライアスロンにも挑戦したが、以降は車いすマラソン一本にしぼってパリ出場をめざしていた。土田さんは「夏に関しては7回目の出場になりますが、4年に一度しかチャレンジできないパラに、また出場できることはありがたい」と喜びをあらわす。
朗報を受けた際は多摩を離れ、夫でコーチの高橋慶樹さんと千葉県や都内でトレーニングを積んでいるところだったといい、「東京では2種目の出場でしたが、今回は車いすマラソンに専念したので、結果にこだわりたい。世界の舞台で良いパフォーマンスを発揮できれば」と土田さん。目標は表彰台に立つことという。
30日、出国
8月30日(金)に出国予定の土田さんは、本番の約1カ月前の段階で、「しっかり準備はできている。毎年毎年、状態は変わり手探りですが、今までの経験してきたことも含めて、最高の準備ができるように努力したい。現状はいい状態なのでこれから上げていく」と気を引き締めている。
一方で、見守る高橋さんは「国内での練習は体調などの状況を見ながら進めてきた」と話している。