30を超える気球がチューリップの花咲く砺波の空を飛ぶ【チューリップバルーン2024】体験搭乗も5年ぶりに復活
チューリップフェアの開催を目前に控える富山県砺波市で、広大な空を30基を超える気球が舞う「チューリップバルーン」がこの週末、20日に行われます。
この「チューリップバルーン」は、チューリップ畑が広がる砺波平野を上空から眺めてみたいと熱気球の愛好家たちが始めたイベントで、2024年が通算29回目。
全国から33のチームが参加し、青空にカラフルな気球がいくつも浮かぶのどかな景色を楽しむことができます。
奥が深い熱気球の世界…
観戦前に知りたいバルーンの競技飛行
色鮮やかで、ゆったりと空中遊覧しているような印象がある熱気球。
しかし、競技としての熱気球は、ただのんびりと空を飛んでいるだけでなく激しいレースを繰り広げているのです。
ルールは、どれだけ目的地に近づけるか?
今回のチューリップバルーンでも、33基がその正確性を競ってレースを行います。
ただし、熱気球が面白いのは、飛行機や自動車のように機体を操作するハンドルがついていないところ。
バルーンにはバーナーが備わっているだけで、そのバーナーを点火することで空気をあたためて上昇、バルーン内のあたたかい空気を排出することで下降します。つまり、操縦できるのはあくまで上昇と下降のみで、水平方向の動きはコントロールできないのがポイントです。
そのため、競技者が飛行のために使うのが風。
上空の高度によって風の向きが異なるので、気象情報を読み解き、周りの気球の動きを見ながら、行きたい方向に合わせて風を読んで高度を調節するのです。
どうです? 地上から見上げるのとはまた違った感覚で気球を楽しめそうじゃないですか?
5年ぶりに体験搭乗が復活!
チューリップ畑を空から見渡せるチャンス
「チューリップバルーン2024」では競技飛行の他に、一般の見学者が気球に乗ることができる体験搭乗も行われます。
体験搭乗が行われるのは、コロナ禍以前の2019年大会以来、5年ぶり。
競技飛行とは違って地上のアンカーにロープをつなげての係留飛行で、数十メートルの高さからの眺めを楽しむことができます。先着100名だけの限定、能登半島地震の災害義援金への寄付を前提にした有料体験です。
熱気球は雨と風の影響を大きく受けるため、天候がよくないと飛ばすことができません。週末の天気がよければ、大空を飛ぶカラフルな気球の素敵な眺めを楽しむことができそうです。
イベント情報
【開催日程】
2024年4月20日(土)~21日(日)
7:00ごろ~ フライト予定
【開催場所】
砺波市中村 多目的グランド
(砺波市中村200-4)
【体験搭乗】
4月20日(土)8:00~
先着100名限定
有料(大人:2000円 小人:500円 小学生以下:無料) ※体験搭乗の収益は能登半島地震災害義援金として寄付されます
問い合わせ
【チューリップバルーン実行委員会】
電話番号:090-8266-7703
記事編集:nan-nan編集部