【市原市】地域の学びや「青葉大学」は、住民たちが運営する生涯学習の場!
青葉大学は市原市青葉台の地域住民が運営する生涯学習講座。月に1回、青葉台自治会館でさまざまなジャンルをテーマに開催され、誰でも受講することができます。
32年目!バラエティー豊かな講座を
青葉大学は、1992年に青葉台自治会館が完成した際、自治会館を有効活用し、地域住民の生涯学習の場を作りたいとの思いで青葉台自治会メンバーによりスタートしました。
今年で32年目を迎える同大学の講座は、11月で364回目の開催となります。
講師に招いた元NHKプロデューサーにも「一自治会で、ここまで続く取り組みは全国でも聞いたことがない」と驚かれたそうです。
講座は月に1回、年間で11回の開催。
受講料は1回200円ですが、半年1000円で受講することもできます。
若い人にも気軽に受講してもらえるよう、高校生以下は無料。
事前の申し込みは不要です。
講座のテーマは自治会メンバーで構成された青葉大学運営委員会で話し合い、「政治、宗教、金もうけ」以外はジャンルを問わず企画。
当初は市原市姉崎の歴史など身近なテーマで開催していましたが、近年は整骨院院長による「医療と食事と運動と」や、現役新聞記者による「庶民からみた沖縄の現実」などバラエティー豊か。
今後は若い世代の人に講師を依頼するなどして、若い世代の呼び込みも目指します。
学びを深めながら寛容な社会を目指す
今年で就任5年目になる同大学学長の田中功夫さんですが、コロナ禍での開催は苦労も多かったと言います。
マスク着用を徹底し座席の間隔を空けるなどの工夫をしながら、「何とか継続したい」と議論を重ねながら試行錯誤しました。
田中さんが掲げた今年の同大学のテーマは、「老若男女もう一度、おおらかに『多様な価値観』を学びあい、支え合っていきましょう!」です。
「いろいろな方の講義を聴くことで、世の中にはさまざまな考え方があることに気が付きます。自分の意見だけに固執せずに柔らかい頭で考え、支え合える寛容な社会になるといいですね」と田中さん。
自治会館には駐車場もあるため、思い立ったら気軽な気持ちで来てほしいとのこと。新しい発見や学びが見つかるかも。