世田谷パブリックシアターが「シアタートラム・ネクストジェネレーション vol.17-フィジカル-」の参加アーティストを募集
世田谷パブリックシアターが、「シアタートラム・ネクストジェネレーション vol.17-フィジカル-」の参加アーティストを2024年6月3日(月)より募集することを発表した。
「シアタートラム・ネクストジェネレーション」は若い才能の発掘と育成を目的に、世田谷パブリックシアターが2008年度より開催している。国内で舞台芸術活動を行う若きアーティストから応募者をつのり、選考により決定したアーティストにシアタートラムでの上演機会を提供している。公演を行うにあたり、会場を提供するだけではなく、次代を担うアーティストの方に新たなステップを踏み出してもらえるよう、世田谷パブリックシアターがバックアップしている。
白井晃芸術監督が就任した2022年からは「演劇」「フィジカル」の2ジャンルに分け、隔年で参加アーティストを募集している。2023年度には初のフィジカル部門のアーティストとして、気鋭の振付家、女屋理音(room.Onaya Rion)を選出し、同年12月に瑞々しい感性がほとばしる新作『Pupa』を発表。2024年度は演劇部門のアーティストとして「くによし組」(主宰:國吉咲貴)を選出し、同年12月に『ケレン・ヘラー』の上演を予定している。近年では瀬戸山美咲(ミナモザ)、長田育恵(てがみ座)、野上絹代(快快)ら、受賞団体のアーティストが世田谷パブリックシアター主催公演に登場、また演劇賞を受賞するなど、さらに活躍の幅を広げている。
今回は「フィジカル」部門として、ダンス・サーカスなど身体表現をメインとしたアーティストを募集。選出されたアーティストには2025年にシアタートラムで作品を上演してもらう。
世田谷パブリックシアター芸術監督 白井晃からのメッセージ
世田谷パブリックシアターは、今年もまた2025年度の『シアタートラム・ネクストジェネレーション』の参加団体・アーティストを募集いたします。これまでの開催の中で、多くの次世代を担う若いアーティストの皆さんに参画していただきました。23年度開催時からは、「演劇」と「フィジカル」の2つのジャンルを隔年で設けて、より幅広いアーティストの方々の参加を呼びかけてきました。劇場はみんなのものです。みんなの表現が繰り広げられる広場なのです。若い皆さんの創造力や情熱で新たな舞台芸術の地平を切り拓いていただきたいと思います。挑戦と革新の精神で未来の舞台芸術の扉を共に開いていきましょう。活力ある皆さんのご応募をお待ちしております。