月替わりカレーで何度行っても新しい味! スパイスと食材の組み合わせが楽しい【ポムズカリー&珈琲】
欧風にエスニック、チキンやポーク、ビーフにマトンと、味も食材も多々あるカレー。カレー好きの中には「お気に入りはこれ!」と決めうちの人もいれば、いろんな店を食べ歩いて常に新しい味を求めるタイプの人もいますよね。
今回紹介するのは、いろんなカレーを片っ端から味わいたいという人にオススメの店。富山市の「ポムズカリー&珈琲」です。
月替わりでいろんなメニューが登場し、行くたびに新しい味に出会えて、カレーの可能性を存分に楽しむことができるんです。
若者からお年寄りまで幅広く愛されるカレーの店
店があるのは富山市中心部から車で20分ほど南に下ったところ。
車通りの多いスーパー農道に面した長屋テナントの2区画が「ポムズカリー&珈琲」です。
入り口は、トレードマークの猫ちゃんののぼり旗があるほう。
カレーのメニューは月替わりで5種類。旬の食材をメインに据えてスパイスを組み合わせ、野菜系、鶏肉系、キーマ系、魚介系…とさまざまなカレーを月ごとに生み出しているそう。
このうち3種類が日替わりでメニューに並ぶほか、スープカリーも1種類。どれを食べるか迷ってしまいます…。
旬の食材を使ったカレーが5種類月替わり
相がけカリー 1570円
ついつい「アレもコレも…」と迷っちゃう優柔不断な方、安心してください。
ちゃんと相がけも用意されているので、欲張りな方はこちらをどうぞ。
取材に訪れたのは8月下旬。「夏やさい味噌カレー」や「ホタテとモロヘイヤ」など夏の食材を使ったメニューが並んでいました。
感動レベル…香味野菜たっぷりの夏カレー
こちらのカレーは「和風チキン」。
ごろっとチキンの入ったカレーは、とろみのない、スープのような質感。上にはミョウガ、大葉、三つ葉といった香味野菜がのった夏らしい1品です。
ひと口食べて…びっくり! スパイスを感じるカレーらしい味なのに、ふんわりと鼻に抜けるミョウガの香り…上品な和食のようで、でも後味はしっかりと辛さを感じられます。
…こんなカレー、食べたことありません!
なんとも不思議な味わいですが、スパイスと香味野菜のバランスが絶妙で、スパイスと野菜のうまみを楽しめます。食べ進めるうちにじんわり汗をかいてきて、スパイスの力を実感できます。
やさしいスープのような味わいで、ごはんと合わせるのはもちろん、そのまま単品として食べてもOK。
マンゴー入りで南国気分!
ごろっとしたお肉に目が釘付けになっちゃうこちらは「マンゴーポーク」。
マンゴーピューレが入ったルーはほんのりフルーティーですが、しっかりピリ辛。舌に残るような甘さはありません。
ジュワっとうまみを感じる豚肩ロースと合わせて、ごはんがどんどん進みます。
付け合わせで味変も
「ポムズカリー」の独創性が味わえるのは、カレーソースだけではありません。
スパイスやハーブを使った付け合わせも、大事な要素のひとつです。
この日はキュウリとディルのライタ(インドのヨーグルトサラダ)、紫キャベツのマリネ、ゆで卵、きのこのクミン炒めの4種類。
口の中をさっぱりとリセットしたり、まろやかな卵でカレーの辛さを中和したり…と、いい仕事をしてくれるんです。
1皿の中で何度も「味変」が楽しめて、最後まで飽きることなく、あっという間に平らげてしまいました。
テイクアウトもOK!
カレーはテイクアウトもOK。
入り口正面にあるショーケースに並んでいるのでパッと見て選んで、スピーディーに受け取れます。
秋にはきのこやジビエのカレーが登場し、冬になると根菜やほうれん草、春は山菜やタケノコなどを使ったものが並ぶそう。
行くたびにいろんな味わいに出会えてワクワクしちゃいます!
ちなみに、「ポムズ」のもうひとつの名物はソフトクリーム。
モコモコの形に猫ちゃんクッキーがかわいい、密かにファンが多いという品。カレーを食べたあとにさっぱりと甘い味で口の中をリセットしてくれます。
カレーはランチタイムのみですが、ソフトクリームやコーヒーなどの喫茶メニュー、テイクアウトは18:30までOKです。
記事編集:nan-nan編集部
【ポムズカリー&珈琲】
住所 富山県富山市悪王寺67-1
営業時間 店内飲食 11:00~15:00
テイクアウト 11:00~18:30
カレーがなくなり次第終了
定休日 木曜(ほか月2回ほど不定休あり)