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南足柄市議会 本会議生中継を字幕表示 県西で初、AIを活用

タウンニュース

リアルタイムに字幕が表示

南足柄市議会は、2月17日に開会した2025年第1回定例会から、本会議の生中継画面で音声認識AIを活用したリアルタイム字幕表示を開始した。

市議会は2023年4月施行の「南足柄市議会基本条例」で情報技術の活用を掲げている。今回の取り組みはその一環で行われたもの。議会の生中継での字幕表示は県西地区では初めて。

市議会の生中継視聴者数は2022年は年間4429人。委員会中継を始めた23年は7129人、24年は7664人と増えている。

聴覚障害のある人や難聴の人への配慮として、本会議場と傍聴席に新設したモニターに発言が字幕表示される。自宅などインターネットなどを通じて議会中継を見る人は、本会議の生中継画面で「生中継を見る(字幕付き)」を選択すると、字幕表示入りのライブ中継画面を視聴できる。表示は生中継に限られ、後日配信される録画映像には表示されない。

議会事務局は「国のデジタル田園都市国家構想交付金の一部を利用してAI技術を導入しました。難しい用語が多い議会の内容が分かりやすくなりましたので、多くの人に議会中継をご覧いただきたい」とコメント。議会1、2日目の2月17日と18日に傍聴に訪れた計15人からアンケートをとったところ、8割以上がわかりやすくなったと好意的な意見が寄せられていたという。

加えて、議員が自身の発言内容をより分かりやすく伝えるため、発言の補助として資料等を議場モニターに表示できるようになった。総導入費用は918万5000円。

池田真一南足柄市議会議長は「デジタル技術を活用した議会改革の一つです。市議会をもっと身近に感じてもらえるようになれば」と話した。

議場に設置されたモニター

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