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市町村対抗かながわ駅伝 鎌倉チーム、目標届かず17位 池田監督「新生鎌倉の予感」

タウンニュース

5区藤木さんから6区上野さんへ=9日・丹沢湖

中学生から社会人までがたすきをつなぐ第79回市町村対抗かながわ駅伝競走大会(全7区間42・236Km)が2月9日、山北町・丹沢湖周回コースで行われ、鎌倉市チームは2時間19分57秒で17位だった。29チームが出場。レース序盤は川崎市が先頭に立つ展開だったが、4区で首位を奪った横浜市がそのまま前を譲らず2時間10分秒36秒で3連覇を達成。57秒差で2位に相模原市、3位には小田原市が入った。

前年9位、今回は5年前の6位を上回る5位以内を目標に掲げた鎌倉市だったが、17位でゴールへ戻って来た。大学生や社会人の大砲を欠いた苦しいレース運びの中でも、一筋の光が差し込んだ。

出場した中学生と高校生は、下級生ばかり。エース区間の1区10Kmを任されたのは、高校1年生の稲森大彦さん(栄光学園)。同区間では高校年代の上級生だけでなく、大学生、社会人とも肩を並べて走り、29チーム中16番目でたすきをつないだ。

2区尾道裕さん(手広中)や6区上野岬紀さん(藤沢清流高)もまだ2年生。唯一の女子区間5区では、初出場の高校1年生藤木秋さん(川崎橘)が区間4位の好走で、順位を19位から17位へと2つ押し上げた。藤木さんはレース後「きつかった」と振り返りつつ、「鎌倉市に貢献したいという気持ちがあった。少しでも順位を上げられてよかった」。

アンカーを務めた坂本智史さん(社会人)は、「どんな順位でも前を追いかける気持ちで走った」と笑顔でフィニッシュ。池田克行監督は選手たちを労い、こう締めた。「新生鎌倉の予感がする」

両手を上げてゴールした坂本さん

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