上越市の福祉施設セクハラ問題で運営法人が声明 被害者への謝罪なく 「事実と異なる」「職員が不服」
新潟県上越市の社会福祉法人が運営する高齢者福祉施設で施設長が女性職員に対して性的な嫌がらせを繰り返したセクハラ問題について、同法人は2025年4月11日夜、ホームページで声明を発表した。「ハラスメントに関する記事について」と題した声明は、社会福祉法人「みんなでいきる」の大島誠理事長名で、上越タウンジャーナルの報道( https://www.joetsutj.com/2025/04/11/120000 )について「報道されております件は、当法人が運営する福祉施設にて発生した事案となります」としている。
《画像:社会福祉法人「みんなでいきる」の声明》
声明は上越タウンジャーナルの記事の内容について、「事実と異なる部分もあり」と述べているが、具体的な指摘はない。また、被害者に対する謝罪の言葉はなく、「被害者である職員が不服を申し出ております」などとしている。
これまで同法人は、上越タウンジャーナルの取材に対し、個人情報を理由にこの問題についての被害者の姿勢などの回答を拒んできたが、今回、被害者への意思確認を一切せずに声明を発表した。
上越タウンジャーナルは声明発表後の4月11日夜、同法人に対し、声明発表の経緯と「事実と異なる部分」について説明を求めたが、現時点(この記事公開時点)で回答はない。
ハラスメントの記事について - 社会福祉法人 みんなでいきる 公式ホームページ( https://www.minna-de-ikiru.org/information/4915/ )