外国籍の子どもらが、上智大学短期大学部の学生が再現した日本の祭を体験
上智大学短期大学部英語科の学生らがはだのこども館で、学習支援をしている外国籍の子どもたちに向けて日本の祭りを体験できるイベントを実施した=写真。
同大学は秦野市と提携事業協定を結び、短期大学部キャンパスのある秦野市近隣に在住している外国籍の子どもたちや市民を対象に日本語・教科学習支援活動などを行っている。現在、講義の一環として学生が子どもたちの勉強のサポートに取り組んでいるという。
当日は、子どもたちに日本の文化に親しんでもらおうと、短冊や魚つりを体験できるコーナーを用意。最後にはメキシコの慶事に用いられるピニャータも体験し、会場は大いに盛り上がった。参加した子どもは「とても楽しかった」と笑顔を見せた。イベントを企画した学生の一人は「子どもたちが素直に楽しんでいる様子を見て、しっかりと関係構築ができていることを実感しました」と感想を述べた。
また、同大学の取り組みを支援している秦野ロータリークラブ(郭(かく)根男(くんなむ)会長)からは、この日のために菓子が贈られた。同クラブは「とても素晴らしい取り組みで感動しました。今後も色々な形で支援していきたい」と話した。