Yahoo! JAPAN

「綿花」は冬の超絶人気商品!コットンフラワー、コットンツリーの値段は? どう楽しむ?

コクハク

今回は見ているだけで心があったまる植物のお話です/無断転載禁止 (C)コクハク

【笑う花には福来たる】

年末年始に欠かせない「綿花」

今回は見ているだけで心があったまる植物のお話です/無断転載禁止 (C)コクハク

 12月の足音が聞こえ始めると、クリスマスとお正月商材の準備でお花屋さんは大爆発! 猫店長「さぶ」率いるわが愛すべきお花屋も多分に漏れず、店内は資材でぎゅうぎゅう、シャッターが閉まらないので別に店舗を借りています。

 そろそろワタクシ自身「塩梅」という言葉を肝に銘じた大人になるべきだな、と思っておりますが、なかなか…。

 ウキウキなイベントが目白押しの季節に欠かせないアイテムは「綿花」。大昔には綿花を飾ろうなんて想像だにしなかったと思うんですけど…すっかり「クリスマスには綿花」が定着しました。

 よくよく見ればモフモフで可愛らしく、なんだか心があったまる植物。今回は「モフモフなのに頼もしい! 衣食住を支える綿花」のお話です。

コットンツリー、コットンフラワーの違いは?

布団にくるまって寝てたのにまた平社員に叩き起こされた byさぶ店長/無断転載禁止 (C)コクハク

 実が弾けて、中からふわふわの可愛らしい綿が見えてくる綿花は、手触りも柔らかく、優しい。小さいぬいぐるみが殻を被ってるみたいなフォルムも相まって、いつの頃からかお花の世界でも年末の欠かせないアイテムです。

 花屋さんで売っている綿花は、枝ごとであれば「コットンツリー」。花だけであれば、「コットンフラワー」と横文字となり、なかなかの高額で、よく売れる。なんて素晴らしいんでしょうかww。

 昨今のドライフラワーブームに乗っかって、我が花屋のような特別な技術もなくして置いてあるだけでも次から次へと…。

「綿」といえば白いイメージですが、白よりも実はブラウンの綿花がよく売れます。輸入ものでレアですが、緑色なんてものもあります。

【読まれています】「旦那死ぬよ!」住職から叱られて以来、大事な“トイレのあれ”。運気アゲアゲ狙うなら「水回り」が狙い目

綿を取り除いた「綿殻」も金色に染めれば高額商品に早変わり/無断転載禁止 (C)コクハク

 ワタクシが学生だった遠い昔、社会科の授業で登場した「綿花」はテストを乗り切るだけの単語としか考えておりませんでした。写真でしか見たことのなかった「綿花」なるものが、木綿布、布団や脱脂綿の大元やで! とは到底結びつかず…。

 しかも教科書の写真では全然カワイくないのに、実物の可愛さにびっくり。お花屋で綿花を見たお客様の中でも、この説明をさせていただくと「えー! 知らなかったー!」と意外な反応なのでございます。

綿工業から始まった産業革命

 18世紀イギリスから始まる産業革命は、綿工業から始まったといわれています。手作業だった綿の加工も、革新的な加工機械の開発により飛躍的に生産量が増え、人間の生活を豊かに変えてくれました。

 日本でも江戸時代から本格的に始まった綿花の栽培は、絹や麻でまかなわれていた人の生活備品を大きく変え、衣は木綿中心に変わり、綿入りの布団によって、クソ寒い冬の厳しさが革新的な暖かさを得ることに。

安定の頭頂部にコットンフラワーを鎮座/無断転載禁止 (C)コクハク

 私たちになじみのある「コットン」は当然、植物の綿です。不純物と油脂を取り除いたものが脱脂綿、これをカットしたものが「コットン」と呼ばれています。

 綿花の中にパンパンに内蔵されているコットン(綿)に包まれ、大きな種も入っています。サラダオイルの多くの素材は綿実油と呼ばれる、綿花の中にある種を絞った油です。

 これがマーガリンやショートニングにも使われ、食にも大きく関わっているのが、なんとも可愛らしい綿花であると、ワタクシ、なぜ大人になるまでシカトこいてたのかと申し訳なく…。

ドライフラワーブーム、アレンジ方法は?

バイトのイケメン高校生がリース制作 年末の花屋の風物詩/無断転載禁止 (C)コクハク

 綿花がお行儀よく枝にくっついたコットンツリーは、年末の幸せ感じる定番商品としてすっかり定着しました。飾り方は至ってシンプルで、小洒落たビンに刺すだけ、一本でも十分サマになります。

 花だけのコットンフラワーは、そのままバスケットやウッドプレートなどに入れて飾るのも良いですが、クリスマスリースやアレンジに入れるだけでもポカポカホワホワした見た目を演出してくれます。

 花言葉も「わたしを包んで」、海外では「母の愛」だなんて泣かせます。お花屋では、コットンツリーは1本500円~800円。資材屋さんでは1,200~1,300円程度。

 一輪の「コットンフラワー」は100円ショップにも登場。ドライフラワーで長く楽しめるのでお安いもんですわよ。お試しあれ。

 モフモフの綿花がアナタの心をふわふわと優しく包み込んでくれることを…遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ~。

(斑目茂美/開運花師)

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. <なぜできない!?>大人になったら自然にできるようになると思っていたけどダメだったこと、教えて!

    ママスタセレクト
  2. とても寒くても南極では風邪を引かないのはなぜ?【眠れなくなるほど面白い 図解 人体の不思議】

    ラブすぽ
  3. マック冬の定番「グラコロ」がリニューアル!?新作「濃厚デミ&タルタルグラコロ」美味しそ~♡

    東京バーゲンマニア
  4. ある年突然なぜ起こる!?花粉症になる人とならない人の違いとは?【眠れなくなるほど面白い 図解 人体の不思議】

    ラブすぽ
  5. 生後2〜3カ月の赤ちゃんは泣いていても涙が出ない理由とは!?【眠れなくなるほど面白い 図解 人体の不思議】

    ラブすぽ
  6. 婚活アプリで男性に接触し連れ込んで…歌舞伎町ぼったくりバー「黒幕」の存在 被害総額3.5億円以上

    日刊ゲンダイDIGITAL
  7. 【鳥取市】エアーズロック風紋|お手軽ランチからコースまで♪鳥取和牛・オージービーフを心ゆくまで堪能できるお肉料理専門店!

    tory
  8. 落ち葉でピカチュウゲットだぜ!親子の力作に約20万いいね

    おたくま経済新聞
  9. 兵庫県「ふるさと納税」の返礼品に『おせち』2種が追加されてる。神戸牛づくし&かに味噌セット

    神戸ジャーナル
  10. 【高知グルメ】海辺のカフェ「Cafe Pleasure」と絶景スポットが点在する香南市のサイクリングロード ほっとこうちオススメ情報

    高知県まとめサイト 高知家の○○