ケアラー条例が可決 市議会で全会一致
日常的に高齢者や障害者などのケアを行う「ケアラー」の支援条例について、市議会12月定例会に提出されていた議案が16日、全会一致で可決された。
提出された議案は「ケアをされる人もする人も自分らしい生き方ができる藤沢づくり条例の制定について」。市がケアラー支援に関する施策を実施するための「ケアラー支援計画」の策定や、当事者や商工・労働団体など幅広く参加する「藤沢市ケアラー支援協議会」の設置などを求めている。条例施行日は2025年4月1日。
自身もケアラーの経験を持つ竹村雅夫議員は「条例によって、日々のケアで孤独に悩む人がいなくなるきっかけになってほしい。制定して終わりではなく、支援はこれからがスタートだと思っている」と話す。