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<中学生の英語教育>小学校で習うから、中学校の英語は難易度が上がって大変?今しておくといいことは

ママスタセレクト

公立中学校の英語が難しくなっていると感じている人はいるでしょうか。これまで英語の先取り学習をしてこなかったお子さんにとっては、中学校の英語の授業が難しくついていけないと感じている人もいるかもしれません。ママスタコミュニティにもあるママからこんな質問が寄せられました。

『2021年度に中学生の教科書が大幅に改訂されて、特に英語が難しくなっているとママ友さんに聞きました。単語量が1.5倍くらいになり、小学校の授業ですでに習得済み扱いでどんどん進んでいく、などです。あと「英語の授業は基本オールイングリッシュだから、わからない子は授業中ずっとポカンとしているよ」「授業では文法はあんまりやってくれないから塾が大事」とも言っていました。実際に中学生のお子さんがいる方、中学の英語ってそんなに大変になりましたか?』

投稿者さんのお子さんはこれから公立中学校に進学します。2021年度から英語の教科書が改訂され、これまで以上に難易度が高くなっているとママ友に聞き、わが子は学校の授業についていけるのか不安に感じて投稿したようですね。たしかに2021年度から学習指導要領が全面改訂され、改訂前の1200語の語彙から1600〜1800語程度に増えています。改訂前よりコミュニケーションに重きを置いた活用頻度の高い語彙を学ぶように改訂されているようですが、実際のところはどうでしょうか。ママスタのママたちの声を紹介します。

ママ世代で習った英語よりも難しくなっているのは事実

『下の子が中1だけど上の子のときと比べて急に英語難しくなったよ』

『今中1の公立中に通う子どもがいるけど、英語の教科書めちゃくちゃ難易度上がったと思うよ。Make group of five.(5人組を作ってください)みたいな語彙が、さらっと掲載されているんだよ。単語数、熟語も多い。これは昔の私だったら、完全についていけないなと思った』

『公立中学の3年生です。英語は通塾していません。教科書を見たら難易度は高くなっているよ。もちろん文法もやるけど、口頭英語に重きを置いている感じ』

『大変だと思う。中1の1学期ですでに過去形や未来形、進行形にすでに入っている。学校のテストはめちゃくちゃ難しい。長文もたくさん出る。テストの平均は50点切っているから、難しいんだと思う。結果を見て、早く進めているわりにみんな理解できてないじゃんと思う』

中学校で習う英語の難易度が高くなっていると感じているママから続々と声が寄せられました。特に親世代が受けた英語の授業に比べて、難しくなったと感じているママが少なくないようですね。なかにはテストの平均点が50点を切る学校もあるようで、子どもたちが授業についていくのが大変な状況が見て取れます。ただし、今後さらにグローバル社会が加速し英語教育を強化する流れは当然といった声もあり、教育の変化を肯定的に受け止めているママたちもいました。

先取り学習の有無で英語格差が生まれているのでは?

『小学生のうちに英検を受ける子が増えたから、テストで満点取るのは難しくないけど、内申で上位を取る難易度は高くなったと思う。絶対評価といっても上位の争いはシビア。学校によっても違うから、上位を狙うなら塾などで情報収集したほうが安心できるよ』

『塾の先生が言っていた。単語も今まで聞いたことのない難しい単語が中1から出てくるし、指導要領の改訂により覚えなきゃならない単語数も増えたって。大変なのはその子による。差がハッキリと出る教科になっている』

『授業はオールイングリッシュではありませんが、教科書を見ると最初のほうは会話中心で、文法事項の説明はほとんどありません。英語は小学生時代に先取りしている子もいるし、中1の時点でつまずいてしまうと差がどんどん広がっています。これからは公立中に行くとしても、英語は塾や自主勉強などの対策が必要ですね』

『実際のところ、つまずく子が多発し英語が苦手な子が増えた一方で、難しくなっても高得点を連発する得意な子も増えているって。二極化だね』

英語ができる子とできない子で格差が広がっているといった声も複数寄せられました。理由は小学校から先取り学習をしている子がいて、差が大きくなっているのだとか。特に小学生で英検を受けている子が増えているとの声も寄せられました。2023年度の英検志願者数は全体で4,503,698人に対して、小学生以下は551,604人と約12%を占めていました。こうした先取り学習をしている子にとって公立中学校の英語の授業は問題ないようですが、そうではない子には難しいとのこと。英語の成績の二極化が進んでいる現状が見て取れます。何も対策を講じてこなかったママにとっては、焦る気持ちもわかりますよね。

塾にはいかず、テストの点も取れている家庭も

『中3の娘は塾も通信教育も何もしたことないけれど、テストは90点以下を取ったことないし、英検3級も中2で取れたから、公立中なら授業をちゃんと聞いておけばそんなに困ることはないと思う。本人も特に大変とは言ってないかな』

『心配することないですよ。国立の中学に入学しましたが、驚いたのは英検3級以上の保持者がクラスの半分くらい、帰国子女も多く、準1級もいて正直ビビりました。でも授業を真面目に聞いて理解すれば、置いてけぼりはありません。教科書を見て親世代と違うと感じるのは、実践的な口語表現が多くなったくらいだと思いました。逆に小さい頃から英会話に通い、英検を駆け足でとった子ほど、教科としての英語の成績は悪い印象です』

一方「先取り学習や塾などに通わずとも、学校の授業をしっかり聞いていれば問題ない」といったママの声も寄せられました。なかには実践的な口語表現が多くなっただけといった冷静なコメントも寄せられ、ママが思っているよりも負担に感じる子は意外と少ないのでしょうか。現に「子どもが英語の授業が大変」と言っているといったコメントはありませんでした。また、塾が勧誘のために危機感を煽っているだけといった側面もあるのかもしれませんね。

こうしてママの声を見てみると、公立中学校の英語の難易度が上がっているのは事実。その影響で英語学習の二極化が進んでいる可能性もあります。だからといって、塾の勧誘やママ友の助言でむやみに焦るのは避けたいですね。その前にわが子が英語を苦手にならないようするために、無料の英語学習アプリもたくさんありますからゲーム感覚でやってみるのもいいでしょう。勉強が得意なお子さんの場合はまずは子ども学校の授業の進度やお子さんの理解度を確認しながら、必要に応じて家庭学習や塾を検討してもいいのではないでしょうか。


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