韓国ドラマが描き出す「家族の物語」がグッとくる‥本国で大好評作品5選
『おつかれさま』(Netflix/2025)が、最終話を迎えて約1週間が経過した。
いまだ興奮冷めやらない視聴者が多く、本国では同作の大成功を取り上げるメディアも多い。さすが、多くのドラマファンに2025年上半期最高のドラマと言わしめた作品だ。
パク・ボゴムとIU(アイユー)の共演が呼び水となり、放送開始前から熱い視線を浴びていたが、お目見え後はさらに人気を思うままに。様々な要素とともに視聴者を魅了したのは、家族愛だったよう。
普遍的なものである親と子の気持ちに焦点を当てたストーリーは、多くの人の共感を及び、最後まで感情を揺さぶった。その温かさに涙せずにはいられなかったという声も。もっと観ていたいと思った人も多いのではないだろうか。
そこで、そんな韓ドラファンのために、本国で大好評だった家族の物語を描いた作品を5つピックアップして紹介する。『おつかれさま』とは、異なる世界観や設定だが、その根本にあるものはどれも同じ。きっと美しい家族の愛に涙することだろう。
(図)Danmee 日本の韓国ドラマファンが厳選!爽やか韓流代表 パク・ボゴム出演ドラマトップ3
ムービング (STAR/2023)
『ムービング』は、ヒーローものかと思いきや、放送回を重ねるごとにそれとなく家族愛をほのめかしはじめ、最終的には、家族の物語だったのかと確信して心を打たれる不思議な作品。
妙な押しつけがましさのない構成が魅力の1つで、徐々に本作の伝えたいメッセージを肌で感じていくだろう。何気ないセリフ1つにも親の子に対する愛情が詰まっており、ヒーローものであるからこそ、文字通り命を懸けて我が子を守る姿に目頭が熱くなる。
●キャスト:リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソン、チャ・テヒョン、リュ・スンボム 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月4日現在):Disney+
マザー~無償の愛~ (tvN/2018)
『マザー~無償の愛~』は、血の繋がりのない母娘の物語。たとえ本物の家族ではなくても、ここまで人間は愛を持って接することができるのかと感嘆させられるヒューマンサスペンスだ。
生徒の1人が虐待されていることに気づいた女性教師が、教え子を救うために共に逃亡するストーリーで、善悪はさておき、両者の関係性が深まっていく様に見入ってしまう。なぜなら、母娘そのものだから。“誘拐”という現実があるなか、深まる2人の関係性にご注目。
●キャスト:イ・ボヨン、ホ・ユル、イ・ヘヨン、ナム・ギエ、イ・ジェユン 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月4日現在):Amazon Prime Video、Hulu
良くも、悪くも、だって母親 (JTBC/2023)
『良くも、悪くも、だって母親』は、自分のように苦労してほしくない一心で、我が子を厳しく育てる母と、その息子を描いた物語。視聴者から“毒親”というワードが登場するほど、子育ての過程が壮絶で、愛情とは何かを考えさせられる作品だ。
見方によっては虐待ともいえるような教育方法を実践する母と、それに窮屈さを感じながらも母を愛する息子の姿は、観る者に様々なメッセージを送る。それが何を意図しているのか、考えさせられる余白を残しているのが面白いところ。果たしてあなたは、どう感じるだろうか。
●キャスト:ラ・ミラン、イ・ドヒョン、アン・ウンジン、ユ・インス、チェ・ムソン 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月4日現在):Netflix
まぶしくて ―私たちの輝く時間― (JTBC/2019)
『まぶしくて ―私たちの輝く時間―』はロマンスものだが、家族の物語も描かれた作品。25歳の女性が父親の命を救うのと引き換えに、70代になってしまうタイムリープ要素を含んでおり、親が子どものために自身を犠牲にするタイプの作品とは逆をいく。
浦島太郎のように、急に年齢を重ねた主人公を中心に繰り広げられる家族の絆は感動の連続。セリフの1つ1つが美しく心に響き、適度なコミカル要素とともに感動を届けてくれる。家庭内の不和も取り上げており、似たような経験がある人はつい共感してしまうだろう。
●キャスト:キム・ヘジャ、ハン・ジミン、ナム・ジュヒョク、ソン・ホジュン、アン・ネサン 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月4日現在):Amazon Prime Video、DMM TV、Lemino、U-NEXT、Rakuten TV
私たちのブルース (tvN/2022)
『私たちのブルース』は、14人の男女の多様な人生をオムニバス形式で描きながらも、各エピソードが絡み合って1つの作品になったヒューマンドラマ。恋愛模様や友情などとともに、一部登場人物は親子の確執や家族との関りを描いている。
姉が障がいをもっていることを隠して生きる妹や、息子を育てるために究極の選択をした母親との間に深い溝ができてしまった男性とその母、高校生で妊娠した娘を持つ家族の話など、誰かの人生の一幕を描いたようなエピソードが、心にスッと入ってきて大きな波紋を起こすだろう。
●キャスト:イ・ビョンホン、シン・ミナ、チャ・スンウォン、イ・ジョンウン、ハン・ジミン 他
●日本で視聴可能な動画配信サービス(2025年4月4日現在):Netflix
(ライター/西谷瀬里)