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県高校総体 ローイング男子 かじ付きクォドルプルで日田が全国切符をつかむ 【大分県】

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2カ月後の全国高校総体では表彰台を目指す

 ローイングのかじ付きクォドルプルで日田が全国高校総体(インターハイ)の出場権を獲得した。3月の全国高校選抜大会に続き、全国舞台に立つ。キャプテンの坂井悠希(3年)は「(県高校総体では)5人のバランスが悪かった。全国選抜を終えてから修正しているが、まだまだ改善の余地はある。インターハイまで時間はあるので、力強くこげるようにしたい」と表情を引き締めた。

 

 県高校総体では3艇で競った。序盤こそスピードに乗れなかった日田だが、中盤で一気に引き離し、大きくリードしてゴールした。昨年12月に高校日本代表候補合宿に参加した坂井が力強いストロークで引っ張った。坂井、中原隆翔、笹倉大翔、河津悠人のこぎ手4人がリズムを合わせ、唯一の2年生のかじ手の斉藤諒真がペース配分を考え、冷静にかじを取る。「先輩たちがリードしてくれるので、気持ちよくこげるように声をかけた」と斉藤。

 

県高校総体での課題を話し合う日田の部員たち

 

 2000mを得意とするクルーだが、全国高校総体は1000mで競うことになる。スタートからパワー勝負となるため、こぐタイミングを合わせ、効率よく水をつかむことが求められる。小川尚志監督は「賢いクルーなので、レース状況に応じたこぎをしてくれると思う。艇をうまく滑らせて、全国選抜の8位より上を目指してほしい」と期待する。

 

 全国高校総体まで約2カ月。1000mレース仕様にモデルチェンジし、出力強化に取り組む。坂井は「パワーだけでなく技術とチームワークも必要」と話し、斉藤は「タイミングを合わせ、表彰台を目指したい」と言い切った。

 

かじ付きクォドルプルのクルー

 

 

(柚野真也)

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