博多湾の沖合で一発大物狙い!船釣り実釣リポート【福岡市】
キャンプに代表されるアウトドアブームの中、ここ数年で一気に増えた釣り人口。みなさんの周りにも釣り好きな人は多いのではないでしょうか?このコーナーでは福岡市内から気軽に行ける、フクリパおすすめの釣りスポットをご紹介します。あなたも福岡の海や川や池で大物をゲットしてみませんか?
今回は博多湾で船釣りにチャレンジ!
ハイ、やってきました「福岡の釣りスポット」紹介!
しかし、今回はいつもの釣り場紹介ではなく、初の船釣り実釣リポートとしてお送りします。
船釣りと聞いて馴染みがない方も多いとは思いますが、海釣りは防波堤や磯での釣りだけではなく、沖合のポイントまで乗せてくれる「遊漁船(ゆうぎょせん)」という釣り専用の船があり、博多湾でも多くの遊漁船が日々出航しているんです。
筆者は船釣りは数えるほどしか経験がなく少々不安だったので、今回は強力な助っ人にサポートしてもらうことにしました!
その方は上西洋二さん。
長年大手釣具店で店長を勤められ、2024年3月に糸島・野北海岸にある「おはなキャンプ場」の一角にご自身の釣具店「UNIKNOT(ユニノット)」をオープンされました。
しかも釣具メーカー「tailwalk(テイルウォーク)」のテスターでもある、釣りに精通したお方なのです!
そんな上西さんサポートのもと、初の船釣り実釣リポートにチャレンジしてみます!
姪浜漁港から博多湾の沖合へ出航!
今回の出港地は福岡市西区にある姪浜漁港。
集合時間は5:30。早朝なのでさすがに辺りは暗く、4月といえどもまだまだ寒いです。
その後上西さんと合流。
ライフジャケットを装着し、船へと続く桟橋を渡ります。
こちらが今回お世話になる遊漁船「DONALD」さんの6人乗りの船。
参考までに、遊漁船の利用には「乗り合い」と「チャーター」の2種類があり、「乗り合い」は決められた日時に乗船したい人が1人あたりの料金を支払うスタイルで、「チャーター」は1船まるごとを貸し切ることができるというスタイル。
今回は「乗り合い」で、船長さん+筆者+上西さん+一般の方の合計4人で乗船することになりました。
遊漁船には魚探(魚群探知機)が搭載されています。
魚探を使うと船の位置や海の深さ、海底の地形、さらにベイト(大型魚のエサとなる小魚)の群れなどを調べることができるという優れもの。
この魚探を駆使しながら、広大な海の中から大物を探っていくのです!
また、船にはトイレも完備されているので、女性やお子さんでも安心です。
さて、出航時間の6:00になりました!いざ博多湾の沖合に出発です!
姪浜漁港を出て、右手に福岡タワーやみずほPayPayドームを眺めながら船はポイントへと進みます。
寒いけど、気持ちいいー!
やがて東の空から太陽が昇り始めました。
海の上から日の出を見るってなかなか貴重な体験です!
まずはメインターゲットのタチウオを狙う
画像出典:https://www.photo-ac.com/main/detail/2784690&title=%E3%82%BF%E3%83%81%E3%82%A6%E3%82%AA_%E4%BA%8C%E5%8C%B9
今回のメインターゲットとなるのは「タチウオ」。
スズキ目サバ亜科タチウオ科に属する魚で、金属のような光沢と平くて細長い体型から「太刀魚」と名付けられました。
体長は50cmくらいから、大きければ1mを超えるサイズに出会えることもあり、味も大変美味しいことから人気の魚です。
博多湾では10年前くらいから数多く見られるようになり、この4月上旬あたりからぼちぼち釣れはじめてくるとのこと。
今回のメインのポイントとなるのは、西戸崎の南側沖合エリア一帯です。
ポイントに到着しました。さっそく釣りの準備をはじめます。
まずは仕掛け作りから。今回は「タチオウテンヤ」という仕掛けで、釣り針とオモリが一体となった「テンヤ」に、エサとなるイワシを突き刺し、イワシが釣り針から外れないようにワイヤーで巻くというもの。
これがタチウオテンヤ仕掛けの完成形です。さすがにずっしりと重いです。
さて、いよいよ仕掛けを海に投入し、実釣スタート!
このベイトリールというリールにはカウンターが内蔵されていて、どのくらいの深さに仕掛けがあるのかが把握できるんです。
このエリア一帯の水深は約15〜20mほど。仕掛けが底に着底して、少し浮かせた状態で竿にアクションを加えながらリールを巻いていきます。
そのうち、上西さんの竿にアタリが!しかし、残念ながらエサをかじられただけで、釣り針にはかからなかったようです。
筆者の竿にも何度かアタリがあったのですが、こちらも釣り上げることができません。
船長さんが魚探でベイトを探りながら、いくつかのポイントを巡回します。
スタートから2時間が経過。ちょくちょくアタリはあるものの、なかなか釣れません・・・。
合間にコーヒーとスコーンでブレイクタイム。
ちなみにこちらのスコーンは、前日のカフェ取材で姪浜の「オオカミの口」さんからいただいたものです。(ありがとうございました)
しばらく粘ってみましたが、船長の判断でタチウオ釣りは断念し、ターゲットをシーバス(スズキ)に変更することに。仕掛けをルアーにチェンジして、シーバスのいそうなポイントへと移動します。
ターゲットをシーバスに変更。すると・・・
先ほどのポイントから少し南側に移動しました。
この一帯には「灯浮標(とうふひょう)」という航路標識が並んでいます。灯浮標は船舶の安全航行を支援する、いわば「海から突き出た灯台」。この灯浮標まわりにシーバスが潜んでいるのです。
灯浮標まわりをみんなで攻めはじめます。
するといきなり参加者の方にアタリが!一気に釣れる雰囲気が漂ってきました!
その直後、いきなり上西さんがヒット!
釣り上げてみるとナイスサイズのシーバスでした!たった数投で釣り上げるとは、さすがプロですねー!
そんな上西さんに続こうと筆者もルアーを投げまくっていると・・・
アタリが来ました!
ルアーが外れないように慎重に巻き上げてみると、こちらもナイスサイズのシーバス!
釣り上げてサイズを測ってみるとは体長55cm、使用したルアーはメタルジグという種類です。
このサイズのシーバスを釣り上げたのはかなり久しぶりだったので、さすがに興奮してしまいました(笑)
それからしばらく粘ってみましたが、残念ながらその後はこれといったアタリもなくタイムアップ。姪浜漁港へと帰港しました。
釣り上げたシーバスは自宅に持って帰って、夕食のバタームニエルになりました。自分で釣った魚の味はやっぱり格別!
シーバスはなかなかの肉厚で、息子と二人で食べてもお腹いっぱいになるボリュームでした。
お世話になった「UNIKNOT」の上西洋二さんと、遊漁船「DONALD」船長の木村茂さんです。
お二人とも、サポートありがとうございました!
船釣りのコストについて
今回利用したDONALDさんの乗船料はタチウオ釣りなら6:00〜11:00の半日で一人7,000円。
また、釣具に関してはUNIKNOTさんの釣具レンタルサービスを使用して一式3,000円。
トータルで10,000円の支払いとなりました。
本格的な船釣りの道具一式を買い揃えるとかなりの高額になることや、陸から狙えない大物が釣れることを考えると、一人半日10,000円はリーズナブルな金額だと思います。
今回はシーバス一匹という釣果になりましたが、時期やタイミングが合えばタチウオや真鯛などの高級魚も狙えて、しかもたくさん釣れれば確実に元は取れるはずです!
ということで、今回はフクリパ初となる博多湾の船釣り実釣リポートでした。
このような博多湾の船釣りにご興味のある方は、ぜひ「UNIKNOT」さんや「DONALD」さんに問い合わせてみてくださいね!
UNIKNOT
住所:福岡県糸島市志摩野北2461-2 おはなキャンプ場内 [MAP]
TEL 090-8629-9790
営業時間:10:00〜17:00
定休日:木曜日
Instagram:@uni_knot_uenee
遊漁船 DONALD
住所:福岡市西区愛宕浜4-49-1 [MAP]
TEL 080-6446-3146
公式サイト:https://donald-fishing.com
Instagram:@kimura.donald.96
合わせて読みたい
博多からほど近い、様々な魚が狙える優良ポイント「箱崎ふ頭」【福岡市東区】
https://fukuoka-leapup.jp/city/202503.49920
福岡市都心部近くの「伊崎漁港」エリアで釣りを楽しむ【福岡市中央区】
https://fukuoka-leapup.jp/city/202501.44974
福岡市内有数の観光スポット「志賀島」で釣りを楽しむ!【福岡市東区】
https://fukuoka-leapup.jp/city/202407.35096