ドジャースでプレーした歴代日本人選手のMLB通算成績 佐々木朗希が12人目のサムライに
マイナー契約も背番号11の佐々木朗希
ロッテからポスティングシステムでドジャースに移籍した佐々木朗希投手(23)が22日(日本時間23日)、ドジャースタジアム内で会見した。
25歳未満かプロ6年未満の海外選手はマイナー契約しか結べない「25歳ルール」のためマイナー契約ではあるものの、昨年までミゲル・ロハスがつけていた背番号11を譲り受けるVIP待遇。真新しいユニフォームに袖を通した右腕は、大谷翔平や山本由伸が所属する世界一のチームで新たな戦いに挑む。
各球団の激しい争奪戦となった中、佐々木朗希がドジャースを選んだのは昨年のワールドシリーズを制した名門球団というだけでなく、これまで多くの日本人選手が活躍した実績を持つことも無関係ではないだろう。
ドジャースでプレーする日本人選手は佐々木朗希で12人目。これまでの日本人選手と、その成績を紹介しよう。
ドジャースでプレーした日本人選手は過去11人
ドジャースはパイオニアとして海を渡った野茂英雄が最初に所属したこともあり、日本でも馴染み深い。歴代の日本人選手は以下の通りとなっている。
野茂は近鉄から移籍した1995年にいきなり13勝を挙げ、236奪三振で最多奪三振に輝くなど「トルネード旋風」を巻き起こした。その後、96年に16勝、97年も14勝をマーク。98年途中にメッツに移籍し、2002年にドジャースに復帰すると16勝を挙げた。メジャー通算123勝は現在も日本人最多となっている。
現在は楽天のGMを務める石井一久も2002年から3シーズン在籍。2005年のメッツ時代も含めてMLBで39勝をマークした。
斎藤隆も2006年から3年間、ドジャースでクローザーとして活躍。その後はレッドソックス、ブレーブス、ブルワーズ、ダイヤモンドバックスとわたり歩き、メジャー通算21勝15敗84セーブ39ホールドをマークした。
黒田博樹は広島からFA移籍した2008年から4年間プレー。先発として9勝、8勝、11勝、13勝とコンスタントに勝ち星を挙げ、ヤンキース時代も含めて通算79勝をマークした。
前田健太も2016年に16勝。2017年シーズン途中からダルビッシュ有もチームメイトに加わった。ほかにも木田優夫、中村紀洋、筒香嘉智らがドジャーブルーのユニフォームに袖を通している。
そして2024年から加入したのが大谷翔平と山本由伸。投手を封印して打者に専念した大谷は、MLB史上初の「50-50」となる54本塁打、59盗塁をマークし、本塁打王と打点王(130打点)の二冠に輝いた。
オリックスからポスティングシステムで移籍した山本は、ケガで途中離脱したものの7勝をマーク。ワールドシリーズでも勝利投手となり、世界一に貢献した。
佐々木朗希はドジャース12人目のサムライとして、どんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。開幕が待ち遠しい。
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記事:SPAIA編集部